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クイズ なぜ深基礎?

2021年7月28日

 改修中の築35年の共同住宅の床下です。深基礎なので床下の空間の高さが高いですね。
それでは唐突ですが、ここでクイズです。この建物の床は、なぜ深基礎なのでしょうか?
ヒントは敷地の横に用水路がある事でしょうか。考えてみてください。

・周りに水が出やすいので建物の基礎を高くした。
・用水路沿いの傾斜地の建物なので、基礎を深基礎として敷地の不陸に対応した。
ある程度知識のある方だと、おそらくこの辺の答えが想定できるのではないかと思います。

それでは答え合わせをしますね。
 この建物の建っている敷地は周りの敷地より60㎝〜80㎝ほど土が盛られています。
理由は、大雨の時に用水路が氾濫し、水の出やすい場所であるため。
その対策として敷地の高さが上げられました。
 ただし、盛り土の上にそのまま建物を建てれば、建物は不同沈下を起こします。
最近は地盤改良を行い建物を建ててしまうことも多く見られますが、この建物の計画では
沈下に備え、元の地盤の高さに基礎を作り、後から盛り土の地盤を作って対応しました。
ですので深基礎になっているのです。
 単純に建物の基礎だけを上げてしまうことをしなかったのは、外から室内に入るときの玄関の段差と
庭を使えるようにするために地盤面と床面の高さに配慮したのだと思います。
 写真を見て気づいた方もおられるかもしれませんが、
それに加えて、水の出やすい比較的地盤が悪い敷地への対策としてベタ基礎で施工されています。

 今の目で見ると少しアラも見える部分もありますが、何を隠そうこの建物はその昔に弊社で施工したもの。
35年前に共同住宅の施工でこれだけ真面目に色々考えていたのは素晴らしいし、誇れることだと思います。
今もその考えを引き継ぎ、その延長で考えを進めて建物を建てていますが、
昔の仕事からそれを発見できるのは、とても幸せなことですね。

スノコ用ヒノキ板

2021年6月10日
カテゴリー:
日記
リフォーム・改修

 屋内の食品収納庫の中に、通風を考えたスノコ貼りのデッキ
を作るために加工中のヒノキの板材です。


 収納庫の中とはいえ、節のない材で加工しているのは
ご高齢の居住者の方に合わせて足を引きずっても靴下や素足に節などを
引っかけないよう配慮するため。現場での制作時も足の触れる表に釘や金物が
出ることがないよう作成していきます。
 新築でも小さな修理でも木を使うには理由があり、
それをどのように使うかを含め、「なぜ木を使うのか」といつも
考えを大事にした仕事をしていますが、今回も足触りや床の風通し、
その他いくつかの木の持つ効果を狙ってヒノキを使うので
「木」を使うだけに「気」をつかいます。
細かな配慮も大事にしたいと日々思っています。

足場萌え〜♡

2021年5月13日

最近インスタグラムでは「足場萌え」「足場映え」なんて言われて注目されているらしい
建築工事の足場。
 昨年の1期工事に引き続き、2期工事の外壁補修工事と屋上防水改修工事
を行なった建物は街中のビルなので、ビルとビルの間の狭い空間に
まるで這うように出っ張る障害物をうまく避けながらかけられています。

 狭いところを上から撮った写真なので、伝わりずらいかもしれませんが、写真は
あまり「映える」感じではないけど、この細かさに「萌え〜♡」なマニアの方に
向けてアップしますね。
細かなところをうまくかけてくれる足場屋さんに感謝です。

鉄骨造小規模ビル外壁改修事例

2020年8月22日
カテゴリー:
日記
リフォーム・改修

 いつも住宅の書き込みが多いのですが、今日は少し違ってビル改修の事例の紹介です。
弊社は街場に根ざした工務店なので、基本建物や住まいに関わることであれば
ほとんどのことは対応できるのが強みです。
 この鉄骨造のビルは、16年ほど借りていたテナントが退去したのを機に
、退去後の外壁の看板後の補修も兼ねて外部のメンテナンスを行いました。
工事内容は外壁ALCの補修、コーキング打ちかえ、一部ガラス交換、塗装工事です。


看板の設置後他補修跡が目立ち、外壁にも傷みが見られます。


足場を設置して工事開始


一部ALCのパネルにクラックがある箇所は補修して外部を手直ししていきます。


コーキングの打ち替えを行います。


看板取り付けに伴い、ガタガタに傷ついていたエントランス上部のALCパネルですが、


ガタガタになっていた化粧のリブ部分も斜めにカットしなおして補修を行い、
その後塗装をかけてここまでキレイになりました。


塗装工事後足場を外すとこのような仕上がりになります。
見違えますよね。

 ビルの修繕の依頼先は様々ですが、弊社は日頃から設計施工を通じて建物に携わっているノウハウに加え、
自社でも不動産を管理している経験から様々な修繕・維持管理のご要望への対応が可能です。
お困りの際はぜひ一度ご相談ください。

お寺の屋根工事

2020年3月11日

 昨年の台風で被害を受けてしまったお寺の屋根の工事がようやく終わります。
工事中の写真をいくつかアップいたしますが、
大掛かりな足場をかけて行いましたが、大工さん、板金屋さん他
職人さん皆が協力して頑張ってくれて形になりました。
山門も袖壁の傷みがひどい箇所がありましたが、なんとか元どおり。
交換した銅板もじきに色が落ち着いて馴染んでくると思います。

近県産材を用いたオフィスの木質化事例をアップいたしました。

2020年2月29日
カテゴリー:
日記
リフォーム・改修

以前行った工事なのですが、オフィスの木質化事例を
弊社ホームページの施工事例にアップいたしました。
「木質化」で素敵なオフィス

木の風合いを活かして自分の部屋に改造する。

2019年11月9日
カテゴリー:
日記
リフォーム・改修

 「自宅を少し改造できれば使い勝手が向上するのに・・・」

 住まいは人とともにあるもの。住んでから時が経ち、人の生活が変わるにつれて住まいにも変えたい
ところが出てくるのは至極当然のことと思います。

 そんな皆様の困りごとの解決のために、戸建てからマンションまで大小問わず様々な改修を行ってきました。
弊社で行った事例もいくつかありますので今後また紹介していきたいと思います。
これは横浜市港北区での事例。比較的小規模な事例ですが、カウンターテーブルの施工事例です。
床材はチークで施工いたしました。

 日ごろ慣れ親しんだ部屋も、雰囲気を残しつつ「こうできたら良いのになあ・・・」
と思っていた自分の部屋に改造できたのではと思います。
 この事例は造り付け家具の設置と床張り替えの現場でしたが、長年住み続けた我が家だけでなく、
購入した中古住宅やマンションなどではどうしても自分にあわないところがあるもの。
「間取りが悪いし、どうにか使い勝手良くできないか」
「寒さを解消したいのだけど・・・断熱改修ってできるの?」
「耐震性が心配、耐震改修したい」
「外部の見た目良くしたいよね!」
「間取りは気に入っているけど、仕上げが・・・天然素材に変えることはできますか?」

 そんな住まいに対しての困りごとはたくさん尽きないかもしれませんが、
リフォーム・リノベーションのお問い合わせも是非星野土建にご相談ください。
 この事例は港北区ですが横浜市内や川崎市内、東京都世田谷区、
大田区などでの施工事例も豊富にございます。

土壁の再使用実証実験をしてみました。

2019年9月18日

「土壁は傷んでもその壁の材料を用いてまた塗ることができるんですよ。」
土壁で家を建てたい方にはそんな説明をすることもありましたが、
果たして本当に塗り替えの時にその土をそのまま塗れるのかな?
という疑問もあり、この度、横浜日吉のシェアハウス・ヨツバロッジの壁の傷んでいる
壁の塗り替えることにしました。さながら実証実験ですね。

傷んでいた壁の中塗り土を削り取り再度練り

大直しの上に塗っていきます。

塗りあがるとこんな感じ。まだ乾いていませんがキレイに仕上がりました。
剥がして練りなおして塗りつける間に発生したゴミはゼロ。全て再利用可能でした。
土は本当にステキな素材ですね。

お寺の改修(まるく削る)

2019年2月17日
カテゴリー:
日記
リフォーム・改修

地元のお寺の老朽化した水回りの撤去工事を行いました。

 増築されてここにあった洗面・トイレの水回りが蟻害が生じてしまい、
その改善のため別の場所に水回りを移設する前提で行った工事でしたが、
結果として元の本堂の形に近づける復旧工事のような工事となりました。
写真の施工後の新しい部分から施工箇所がよくわかるかもしれませんね。
 まだ施工したばかりで眩しいくらいに光っている銅板もこれから色が
馴染み、さらに味わいを増してくると思います。
さて、屋根のこの部分ですが、

元々葺かれている銅板葺きの屋根には桟があり、下地となる木材にも
同じような加工を施す必要があります。



今回は元々の施工と形をあわせるため一本一本写真のように
削り出して丸く形を作りました。
うまく復元できたのではないかと思います。

洗いだしの玄関がステキ

2018年11月12日
カテゴリー:
日記
リフォーム・改修

耐震改修と中規模なリノベーションを行いました住宅の玄関を左官で仕上げました。

これは洗いだしというやり方で、モルタルに砂利をまぜて施工し、

その後に表面のモルタルを水で洗う事で砂利をうき立たせる

非常にシンプルな仕事なのですが、洗うタイミングと、どの様に洗うのかを見極めるのが結構難しく、

使用する砂利の大きさや色によっても表情が違うので結構奥が深いのです。

弊社の新築住宅で利用する事が多いのですが、今回は玄関の外土間の

タイルが割れてしまっていた為、その改修策としての施工でしたが、

濡れたときの滑り止めも兼ねて洗いだしを施工致しました。

なかなか良い表情になっていると思います。

 

 

 

 

 

横浜・日吉で90余年 家族の「くらし」を共に考え、最高の住空間を作ることが わたし達の使命です

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