改修現場の和室に手をかけ始めました。
写真は使用する敷居です。
ダブルフレームの壁の部分に使用するため、
幅が広いですね。
和室の内部も床の間周辺を含めリニューアルするので、
結構見た目はガラリと変わる予定です。
敷居
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2月の現場進捗状況
二月に入ったと思ったらもうあっという間に月末。
やはり二月は短いですね。
来月上棟の2棟分の材料の刻みもクライマックスで
梁継ぎ手の調整や面戸板の加工等の作業を行っています。
写真は継ぎ手を調整し、材の状態を確認しているところです。
木造住宅では、刻みと言ってもこうした調整や、削り合わせたりといった作業
が多々あります。
近年プレカットのものが多く、木を加工すればすぐ組めるもの
と思われがちですが、本来は、切ればすぐ組めるのではなくて、
丁寧に部材を確かめながら、仕口や継手がきちんと組めるように加工する必要があります。
がらんどうリフォーム中の住宅では、床の断熱材を施工中です。
いつも使う羊毛の断熱材なのですが、どの現場でもこれを使うと、暖かさが違う気がします。
ちなみに写真は既存の階段部分の写真ですが、この部分だけ床根太の本数を増している
のがわかりますでしょうか?階段の下は、人の上り下りにより、人の重みが勢いよくかかるため、
床に負担がかかります。結果、床鳴りや、床板のへたり等による床の下がり等が見られる場合
があります。気休めかもしれませんが、床根太の数を増して、少しでもそれを軽減する
狙いでこのようなことをしております。階段以外でもいくつか気をつけなくてはならない箇所で、
根太を増すことがあります。
鶴見諏訪坂の家が完成間近です。
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夕方に撮ったので少々暗い写真になってしまいましたが、
鶴見諏訪坂の家が完成間近です。
以前がらんどうリフォーム第二弾として紹介した建物ですが、
その後の工事でかなり大規模に手を加えなくてはならない状態であったため、
この写真で見るように見た目は新築そのもの。
接道等の問題があり、新築が困難な場所だったので
今回はリフォームを選択いたしましたが、基礎、骨組みの補強、新設を
かなり密に行い、安心して住みつなげる家に生まれ変わりました。
内部の空間も敷地独特の景観を活かせるよう配慮しています。
明日養生をはがして器具付け等最終の作業に入ります。
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今年3例目横浜でがらんどうリフォーム
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今年3例目のがらんどうリフォームを日吉にてただいま行っております。
横浜市の木造耐震促進事業を利用しての工事で現在建物の内部も撤去し
がらんどうの状態。構造躯体や窓周り水まわりの問題点を確認し、補修、補強を行います。
以前も書きましたが、りフォーム、耐震改修は、上から何かでカバーして
新しく見せるとか、耐震要素と思われるものを根拠なく貼り付けて終わり
という安易なものでは全く効果のないものです。
当たり前ながら、カバーしても、カバーした壁の内部の柱や土台が
痛んだり、腐朽している場合などは材を交換する等の作業は必ず必要になります。
金額は安くても、カバーするのみの工法は上に書いたような建物の根本の
問題をそのままにしているものも多く、せっかく直しても
すぐにまた金額のかかる工事を行わなくてはならない事例も多く、
安いと思っても、結局は一番お金のかかるリフォームのことも良くあります。
直すときは徹底して、そして直した後も永く住む為に、増改築・リフォーム
の選択は難しいですが、きちんとした工事をどう考えるかが鍵です。
加工中です。
天然素材エコポイント完成しました。
天然素材でエコポイント
住宅版エコポイント制度が施行されて、なんだかポストの中はチラシだらけ・・・・。
という方も多いと思いますが、「エコ」ポイントと謳っているからには、やはりそのリフォームも
天然素材で行いたいもの。。。。。
弊社ではその第一号が着々と完成に向けて現場進行中です。断熱材は床、壁、天井とも
羊毛断熱材「ウールブレス」を使用し、内装の仕上げは越前和紙の「玉紙」クロスを貼ります。
床は栗の無垢フローリング。枠材は全て無垢です。防火法令その他の関係も有り、アルミサッシやボード類は使用していますが、工業製品の使用は極力抑えた、星野土建版の住宅版エコポイント仕様の改修です。さらに、この建物ではそれにあわせて耐震化も行っています。以前のブログでがらんどうになった内部を紹介したので、覚えている方もいるかも知れませんね。
瓦のメンテナンス
築35年の門の瓦が一部かけてしまい、その部分を修理いたしました。
瓦は一枚が割れてしまっても、全交換が必要ではなく、その一枚だけを新品に換えて使える、修理が容易でエコロジーな建材だと思います(形によりますが)。他の屋根材に比べても、単価は高いかもしれませんが、建築後の修理や点検等、長い期間で後のことを考えるとコストパフォーマンスはこちらに軍配が上がると思います。ホームページにも書いていますが、天然素材や昔から用いられてきた材料の中には、全交換せずに修理が可能なものが多くあり、これはその事例のひとつですね。
この門は先代さんが、婿養子に来る今の家主さんを迎えるために建てたのだそうで、色々な意味で思いの詰まった門です。小さな修理ですが、瓦屋さんが熱心に加工しています。これでこの屋根もまた長く持たせることができますね。
がらんどうの改修工事 横浜にて
さて問題です。コノ写真の中に人は何人いるでしょうか?
というのは冗談で・・・・。
只今木造平屋建ての家の内部をがらんどうにして、改修を行っています。
今回は建物の不同沈下もあるため、一部ジャッキアップして不陸をとり、構造体を補強して
内部空間のリフォームを行います。そのため内部はがらんどうの状態です。
先日テレビの番組で見たのですが、飛行機(旅客機)では何千時間ごとにC整備といって、内部の壁、天井、トイレまで取り払い、機体を点検する整備を行うそうです。安全の為とはいえ、一年半か2年に一度はがらんどう・・・・。作業中の風景はまさにコノ写真と同じようでした。
これだけ住宅のストックが増えてきている中で、リフォームに関しての需要も増えていますが、
中には悪いものには蓋をする的な考えで上から新しい物を貼り、見た目のみ綺麗にしていく工事を行っているのも多いです。建物を維持する上で、構造体に関してもリフォーム時に点検を行い、腐っている部材は取り替えたり、補強を行う等の対処が必ず必要で、これが出来ていないと、リフォームや改修を行った意味は全くありません。このあたりの部分の仕事にきちんとお金をかけられるかどうかで、そのリフォーム工事の本質が決まります。リフォーム工事で安易に安い物に手を出すのは考え物なのは、この点にあります。
きちんと直せる技術があるかどうか、改修に関してどういったスタンスの考え方をしてくれているのか、そのあたりを大切に、改修のパートナーを見つけてください。
キッチンや、浴室、トイレ等の水周りの改修を希望される方が多いですが、特に水周りは下地や周辺の柱、土台等が水気により傷んでいる場合がありますので、その辺をしっかり見極めた改修工事が必要になります。
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