新着情報

天然素材エコポイント完成しました。

2010年5月19日
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日記
リフォーム・改修

 以前紹介いたしました、住宅版エコポイント活用のリフォームが完成いたしました。
がらんどうになったところから、何回か紹介させていただいているので、ご覧になった方も多いかもしれませんが、羊毛断熱材でエコポイントを申請し、室内の仕上げも無垢の木や和紙といった天然素材を多用しております。

以前紹介したがらんどうの部分の同じ位置からの写真です。開放感のあるリビングダイニング。

水周りも、壁や床に質感を感じられるものを配し、上品にまとめています。

横浜の耐震改修現場にて

2010年4月22日
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日記
リフォーム・改修

 港北区内にて横浜市の木造耐震改修制度を利用した、耐震改修工事を実施中です。
外壁をはがし、電気工事を行いつつ、来る検査に向けて、監督と大工で工事箇所のチェック中です。

こいのぼり

2010年4月20日
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日記


毎年恒例!?の鯉のぼりです。最近はあげる人が少ないようで、近所の方からも、「何時上げるのかと楽しみにしています」と声をかけられることも多く、天気の良い日は、毎朝社長が張り切って、あげています。「屋根より高い鯉のぼり・・・・・・」ようやく暖かくなって、春本番ですね。

天然素材でエコポイント

2010年4月19日
カテゴリー:
日記
リフォーム・改修

 住宅版エコポイント制度が施行されて、なんだかポストの中はチラシだらけ・・・・。
という方も多いと思いますが、「エコ」ポイントと謳っているからには、やはりそのリフォームも
天然素材で行いたいもの。。。。。
弊社ではその第一号が着々と完成に向けて現場進行中です。断熱材は床、壁、天井とも
羊毛断熱材「ウールブレス」を使用し、内装の仕上げは越前和紙の「玉紙」クロスを貼ります。
床は栗の無垢フローリング。枠材は全て無垢です。防火法令その他の関係も有り、アルミサッシやボード類は使用していますが、工業製品の使用は極力抑えた、星野土建版の住宅版エコポイント仕様の改修です。さらに、この建物ではそれにあわせて耐震化も行っています。以前のブログでがらんどうになった内部を紹介したので、覚えている方もいるかも知れませんね。

がらんどうになった時の写真です。

大工さんが作業中です。奥の壁に羊毛断熱材のウールブレスが見えますね。

天井に和紙を貼り始めました。あと少しで完成です。

「かながわ森林塾」・森と私たちの結びつき

2010年4月13日
カテゴリー:
日記

おとといの日曜日の朝日新聞の横浜版に「かながわ森林塾」のことが紹介されました。
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001004120005
弊社でも神奈川県産材の皆様への窓口となるべく、かながわ県産木材認証工務店として活動しておりますが、森林を守り、生活を守る。これから未来を担う林業への取り組みの一環として繋がっていってほしいと思います。
 
 地元、神奈川県は面積の約4割が森林ですが、林業に関してはかなり危機に瀕しています。これは日本各地の山でもいえることですが、山が荒れてしまうと私たちの生活に影響があるのをご存知でしょうか。その中でも地球温暖化に関して森林が有効なのは、もう皆さんご存知だと思います。
 
 では、「水源涵養林」とか「魚つき林」といった言葉を聴いたことはありますか?森林には水を蓄え、浄化する作用があり、各地に保安林として「水源涵養林」が指定されています。また、古来、漁業を営む地域では、、森林の木影には魚が集まる、とか、森によって風当たりが弱まる、など、いくつかの理由のもとに、海岸の森林を守る習慣があったそうで、現在でも「魚つき林」が保安林として指定されています。

 私たちが日ごろ飲んでいる水、食料にも森林は貢献してくれています。都市部に住んでいると実感しがたいのですが、森林は私たちの生活と実に密接な関係があります。

皆さんも少し森に眼を向けてみませんか?今度の休みにでも近くの山に是非遊びに行ってみてください。何かお礼をしてあげたくなるくらい、里山や、森林は、皆さんを本当に楽しませてくれると思います。

2010年4月6日
カテゴリー:
日記


以前日記にアップした桜の木に花が咲きました。
日吉(下田町)の慶應大学のグラウンドの脇の桜です。
土曜日に取った写真なので、今はちょっと散ってきてしまっているかもと思ったのですが、
今日前を通ったら、まだ結構綺麗に咲いていました。今年はなんだか開花してから桜の花が長く咲いている気がしますね。

竹原の街並み

2010年4月3日
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日記

3月末に日帰り弾丸ツアーで広島県の竹原に行ってまいりました。
所属している神奈川県建築士会の有志の旅行で一日だけでしたが、11時くらいから夕方までゆっくり時間を掛けて街を散策し、建物を見学してきました。竹原は塩で栄えた町で今もその当時の面影をのこす建物が数多くありました。街並みの写真をいくつか添付しておきますが、写真からも感じ取っていただけると思います。道沿いの建物の軒先は関東のそれと比べると少し低い気がします。細かく見ると瓦や細かな意匠にも独特の物が見られます。やはり地域性でしょうか、細かな部分のデザインですが、軒の高さによっても街並みの見え方は変わって来ますね。
 実は同じ建築士会の方のお母様のご実家がガイドブックにも載っている名家で、その方に是非見に来てくださいと誘われたのが縁で今回見学させていただきました。個人のお宅なのであえて写真は載せませんが、数奇屋の繊細な納まりがすばらしく、また建てた職人の腕の高さが見える建物で見学できたことに感激して帰ってきました。
色々と伺うと近年保存も大変なようですが、何とかあの街並みや建物を保存し、活用してほしいですね。本当はこうした風景が地域や日本の宝だと思います。


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瓦のメンテナンス

2010年3月18日
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日記
リフォーム・改修

築35年の門の瓦が一部かけてしまい、その部分を修理いたしました。
瓦は一枚が割れてしまっても、全交換が必要ではなく、その一枚だけを新品に換えて使える、修理が容易でエコロジーな建材だと思います(形によりますが)。他の屋根材に比べても、単価は高いかもしれませんが、建築後の修理や点検等、長い期間で後のことを考えるとコストパフォーマンスはこちらに軍配が上がると思います。ホームページにも書いていますが、天然素材や昔から用いられてきた材料の中には、全交換せずに修理が可能なものが多くあり、これはその事例のひとつですね。
 
 この門は先代さんが、婿養子に来る今の家主さんを迎えるために建てたのだそうで、色々な意味で思いの詰まった門です。小さな修理ですが、瓦屋さんが熱心に加工しています。これでこの屋根もまた長く持たせることができますね。

されど気になる建物の金額の話

2010年3月12日
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日記

「坪単価いくらですか?」
未だにこの質問がプロアマ問わずに建築の世界では多く聞かれます。

坪いくらというのは分かりやすい金額の検討の仕方のように見えて、実はとても曖昧です。たとえば同じ仕様の30坪の建物であっても、平面の形状により外壁の施工面積に差が出て、同じ金額で施工不可能であったり、建物の立地条件により金額の差があったりということは当たり前です。また、坪単価にどこまでの金額を含めて金額が提示されているかということは、詳しく話を進めてみないと分かりません。かなり曖昧なのです。

 弊社で建てている建物の坪単価の質問を受けますが、弊社の場合でも、仕様や建て方により坪60万円台のものから100万円を超える物までかなりばらつきがあります。ネットや媒体等の「坪単価いくら」にかなり惑わされがちですが、一番重要なのは「何に重点を置いた家に住みたいか」だと思います。
たとえば、木の空間に重点を置いた家に住みたいと思うか、設備機器を重点に考えた家に住みたいと思うか等によっても、建物の金額は異なります。

 自分が良いと思った建て方が、自分の思っている坪単価より高かった。よくあることと思います。ではその建て方で建てるのには総予算の中で、何に一番重きを置くのか、そしてそれを実現するにはどの大きさで、どんなバランスであれば建てられるのか。それらを考えることが本当は一番重要と思います。ただし、勿論限度はありますし、物にはきちんとした金額がありますから、それらを考えた上で無理な場合もありますが。

弊社ではあまり坪単価いくらという話はせずに、予算の中でどのような家をどのような立地条件の敷地に建てたいのかを聞き、可能な案をご提案させていただいております。坪単価の高い安いはあてになるようで、実は本当にあてにならない数字なので、「この仕様であれば坪いくらから」といった曖昧な金額の話は致しておりません。

大工の技術で家を建てる

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日記
住まいへの考え

近年、大工の技能というものがおざなりにされすぎている部分があると思います。集成材等の人工材やプレカットの台頭による部分もあると思いますが、技能に関してあまりに考えられていない気がします。
当社では,天然乾燥の国産材や地域産材を使って家を建てていますが、材料を見て、加工し、組上げるにはどうしても人の手でないと無理な部分があります。ですから当社では大半の建物は手刻みの加工です。
 木はその性質上どうしても、反りますし、曲がりますし、割れます。技術が発達してきていることもありプレカットを完全否定はしませんが、そうした材料を刻み、削り合わせ、組上げるにはどうしても手の技術は不可欠ですし、材を見る目がなくてはなりません。そうした大工の技能は、家を建てる上だけでなく、維持する上でも重要です。
  
「伝統構法」というものが脚光を浴びつつあります。伝統と言うと古くさく思う方もいるかもしれませんが、近年、継承されてきた大工の技能、知恵による木造の考え方が様々に検証され始めました。それにより、「伝統構法」が木という材の性質をふまえた、木を生かした構法であることが実証されてきています。
 今、日本各地に築100年以上の木造建築が建っています。それらは何もされずにそこに残っていた訳ではなく、そうした技術により維持管理が行われてきた結果そこに建っているわけです。
 また、木造で組上げたものを一度解体し、また別の場所に移築する等ができるのも、そうした技術がある上で成り立っているものだと思います。

住宅は建てて終わりではなく維持管理に手間がかかります。どんなに耐久性のある建物でも,手を加えられなくては、50年、100年、200年とは持ちません。手を加えられなくてはその時点で解体されゴミになってしまいます。家を長持ちさせるにも技術が必要です。

木を使った家には、作る・直せる・壊せる大工の技術が不可欠です。

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大工技術 家 建築

横浜・日吉で90余年 家族の「くらし」を共に考え、最高の住空間を作ることが わたし達の使命です

一級建築士事務所
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