築35年の門の瓦が一部かけてしまい、その部分を修理いたしました。
瓦は一枚が割れてしまっても、全交換が必要ではなく、その一枚だけを新品に換えて使える、修理が容易でエコロジーな建材だと思います(形によりますが)。他の屋根材に比べても、単価は高いかもしれませんが、建築後の修理や点検等、長い期間で後のことを考えるとコストパフォーマンスはこちらに軍配が上がると思います。ホームページにも書いていますが、天然素材や昔から用いられてきた材料の中には、全交換せずに修理が可能なものが多くあり、これはその事例のひとつですね。
この門は先代さんが、婿養子に来る今の家主さんを迎えるために建てたのだそうで、色々な意味で思いの詰まった門です。小さな修理ですが、瓦屋さんが熱心に加工しています。これでこの屋根もまた長く持たせることができますね。
瓦のメンテナンス
2010年3月18日