桜が満開です。
現場に向かう車の中から、通勤途中に、または、お休みの日に足を延ばして桜を楽しめるよい季節ですね。
ただ今作業場では墨付けを行っています。
墨付けとは材を加工する前にその材の癖を見た上で
加工に向けた印を付けること。よく見ると、文字の筆跡や
決まりがありながらも、その大工ごとに少し違う印の付け方もあり、
こんなところにも個性や工夫が出ていて面白いです。
もう少しすると、作業場も刻む音でにぎやかになります。
お寺庫裏階段部の目隠し欄間のサンプルとして、以前、建具屋さんからいただいたコースター。
「七宝組み」「七宝つなぎ」と言われる、円満・調和を意味する吉祥紋です。
目近に見る繊細なつくりと文様の意味を知ると、また違う味わいがあります。