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1960年代の住宅に触れて

2013年4月23日
カテゴリー:
日記


最近改修の仕事や相談で1960年代から70年代初めにかけて建てられた、
著名な建築家の住宅に触れる機会が何度かありました。
昭和で言うと30〜40年代。この頃の建物は耐震性も低く、
また省エネ性能も悪いので建て替えた方が・・・
という話が世間の一般的なご意見なのですが、改修すれば
また住みつなげるだろうと思うような良い建物も結構あります。
事実、そんな改修の仕事を弊社で行ったこの年代の建物もいくつかあります。

賛否両論あると思いますが、個人的には、この頃のデザインは嫌いではありません。
工業が盛んになり、色々な新しいマテリアルが生まれ、デザインに意欲的な
試みが生まれた時期と思うのですが、今のいかにもコンピューターで作ったという
形でなく、人の手の跡が感じられる愛らしいモノが多いからです。
これより後の時代のものは、それが徐々に失われて、工業的な部分、経済的な部分
の占める幅が増えていて好きになれるものが少ないのです。

個人的意見かもしれませんが、もう40〜50年が経過しようとしていますが、
この時代の建物で良いものは、きちんと直して保存していくに値するものも多いよう
に思います。