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日吉の奇妙な住宅建築現場??

2011年1月21日
カテゴリー:
日記
H邸(木組みの家)

「これは一体何の工事?」「何が建つんですか?」
とよく言われるのが、基礎工事のこの段階。
一枚目の写真を見ると、まるで型から抜いた、
ババロアかプリンの類に見えなくもないですが・・・。
現在工事中の日吉のプロジェクト2件の基礎工事の写真です。
基礎に地中梁を用いるため、捨てコンクリート打ちの後の
このかたちは独特です。
もう一枚の写真はまるで遺跡の発掘現場のよう?
地業工事のレベルまで丁寧に掘り下げ、柱状改良した部分も
確認しながらの施工です。
どちらの現場も地盤の状態を考えて、地盤改良の上で地中梁を配したベタ基礎としています。

 基礎の作り方は何通りもあります。近年ベタ基礎でないとダメ!!
という話が多く聞かれ、建て主さんにも相談を受けますが、住宅に関して、
すべて耐圧盤のベタ基礎とすれば良いというわけではないです。
 確かに、ベタ基礎にすることにより、優れる部分も多いですが、
基礎の計画上、その敷地のもつ地耐力、建物の重さ、その他を加味し、
基礎の形状を決めるので、地盤が強固であれば、通常の布基礎でも
構造上全く問題ない場合もありえます。
ですから、本来は建物を建てる上では、基礎の形式も
様々であって良いはずだとおもいます。