二月に入ったと思ったらもうあっという間に月末。
やはり二月は短いですね。
来月上棟の2棟分の材料の刻みもクライマックスで
梁継ぎ手の調整や面戸板の加工等の作業を行っています。
写真は継ぎ手を調整し、材の状態を確認しているところです。
木造住宅では、刻みと言ってもこうした調整や、削り合わせたりといった作業
が多々あります。
近年プレカットのものが多く、木を加工すればすぐ組めるもの
と思われがちですが、本来は、切ればすぐ組めるのではなくて、
丁寧に部材を確かめながら、仕口や継手がきちんと組めるように加工する必要があります。
がらんどうリフォーム中の住宅では、床の断熱材を施工中です。
いつも使う羊毛の断熱材なのですが、どの現場でもこれを使うと、暖かさが違う気がします。
ちなみに写真は既存の階段部分の写真ですが、この部分だけ床根太の本数を増している
のがわかりますでしょうか?階段の下は、人の上り下りにより、人の重みが勢いよくかかるため、
床に負担がかかります。結果、床鳴りや、床板のへたり等による床の下がり等が見られる場合
があります。気休めかもしれませんが、床根太の数を増して、少しでもそれを軽減する
狙いでこのようなことをしております。階段以外でもいくつか気をつけなくてはならない箇所で、
根太を増すことがあります。
2月の現場進捗状況
2011年2月23日