いよいよ明日から2週にわたって、土日に開催いたします
えつり(竹小舞)・土壁塗りワークショップですが、
現場では今日間渡しの竹を入れ始めました。
シェアハウス上棟です。
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えつり(竹小舞)と荒壁ワークショップ横浜のお知らせ
来る12月1日(土)、2日(日)、8日(土)、9日(日)に、
今建築中の日吉の現場にて、えつり(竹小舞)と荒壁のワークショップを開催いたします。
大工のきたやまさんと、左官のこやまさんと、㈱星野土建のコラボイベントです。
年末の忙しい時期ですが、皆様のご参加をお待ち申し上げております。
年齢の制限等はありません。親子での参加、
大工、左官志望の学生さん、木組み土壁の家に興味のある方、
このシェアハウスに住んでみたいんだけど…・という方。
連日でも、一日だけでも、遅れての参加でもかまいません。
お気軽にご参加ください。
日時
(竹小舞) 2012年12月1日(土)、2日(日)
(荒壁塗) 2012年12月8日(土)、9日(日)
各日 午前9時から15時まで
場所
横浜市港北区日吉1-10-5
㈱星野土建シェアハウス現場にて
( 東急東横線日吉駅より徒歩7分です。)
参加費用 無料
(長時間参加のかたには、昼食を用意する予定です。)
服装・持ち物
汚れてもよい服、軍手、タオル、着替え等
ご不明な点、質問等は
株式会社星野土建の星野までご連絡ください。
連絡先 tel 045-563-2121
メールの場合hoshio@h06.itscom.net
または、ホームページの問い合わせからご連絡ください。
作業は比較的簡単ですが、現場での作業のため多少の危険が伴います。
予めご了承のうえ、自己責任でご参加をお願いいたします。
人数が多い場合には先着順とさせていただきます。
参加希望の方はお早めにご連絡ください。
稲わらと竹を準備しました。
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先月末に稲わらを集め、竹を割り、これからの仕事の準備をしています。
といっても建築の仕事にわらと竹がどう必要なの?
と思われる方もおられるかもしれませんが…。
稲わらも、竹も建物の土壁を作るのに用います。
富士山が見える天気の良い日に稲わら採集しました。
竹割り中の私です。
稲わらも竹も元々は農耕民族であった
私たち日本人にとっては、すごく身近なものだったのではないでしょうか。
都市部のコンクリートジャングルに暮らし、夜の12時を回っても明るい街を歩き、
ネットやマスコミの情報からは「エコ」や「スマート」と名のついた商品を
買わないとできない「エコ」(個人的にはエコノミーのエコと思います。)
の情報ばかりを教えられていると、なかなか気づけないのかもしれません。
今身の回りにあるものでも、いらないものも実はあるのかもしれません。
原発の事故後、エネルギーに関して、今いろいろなことが求められていますが、
身の回りにあるものをうまく使い、エコロジーな生活をしていくという選択
もあってよいのではないかと思います。
木や竹や土、稲わら、カヤ・・・古来日本人は身の回りの物をうまく使って
建物を建て、その中で暮らしていました。それらは最悪捨ててしまっても
環境を阻害することはないでしょう。
上に書いた「エコ」なものを買っても、最終的にはゴミになる可能性があります。
今先進国の出したごみが、途上国の環境を脅かしているようです。
もう少し広い視野でみると、本当の意味での「エコ」が見えてくる気がいたします。
稲わらを集め、竹を割っていると自然とそんなことを考えてしまいます。
材の刻みの風景です。
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今回一緒に建てる大工の北山さんと、うちの社員の上岡谷の二人で刻んでいます
シェアハウスの刻みの作業も順調のようです。刻みというのは、平たく言えば、
建物を建てるために材料を加工すること。今はプレカットが台頭しているので、
大工さんが手で刻むことも少なくなりましたが、木部のほとんどが露しとなる木組みの
建物では、材の選定と刻みは非常に重要です。
どこにどの材を使い、その材の特性に従い加工する。
そうしたことを柔軟に行うのが、プレカットでは難しいからです。
これから来月の上棟に向けて、木と向かい合い地道な作業が進みますが、
私は家を建てる人には、この刻む作業の時の大工さんの姿を絶対に見てほしいと思います。
土を搬入しました。
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先日作成いたしました、土の置場に土壁用の土を搬入いたしました。
今回使用するのは多治見から取り寄せました土と、三重県から運んできた
低農薬の稲わらです。現場で手や足を使い撹拌してしばらく寝かして熟成を待ちます。
現場にて撮影した、私と左官屋さんの写真です。
今回の建物のテーマは、癒しを感じられる、つながりのある住まいです。
シェアハウスとして計画していますが、都市部の住宅地でありながら、
どんなに疲れて帰ってきても癒される、木と土壁の空間を提供し、
他の住人や、近隣の住人、人と人とのつながりを感じられる、
ヒューマンスケールの暮らしを実践できる家にしたいと思っています。
今回は仕事でもつながりを考えて、弊社と、大工の北山さん、左官の小山さん他
木の家づくりを発信している仲間とのコラボレートという形で仕事を進めています。
木の家づくりの仕事は、かなり絶滅危惧種のようになってしまいましたが、
画一的な大量生産の製品と違い、今でも地方性が色濃く残っている部分があります。
都市部ではなかなかできない仕事も、郊外や地方では当たり前だったり、
都市部には都市部の、郊外には郊外の仕事のやり方があるように思います。
コラボレートすることで、職人がお互いに学ぶことも多いだろうし、
また、そこから新たな取り組みの発信もここから行えるのではないかと思っています。
この現場の件は、取り組みや考え方を含め、これから色々と紹介できればと思います。