もうすぐゴールデンウイーク。
連休の楽しさを思い浮かべて、何だかウキウキしてしまう
この時期ですが、自社の仕事場はフル回転。
大工さん、4人で一生懸命頑張ってます。
もうすぐゴールデンウイーク。
連休の楽しさを思い浮かべて、何だかウキウキしてしまう
この時期ですが、自社の仕事場はフル回転。
大工さん、4人で一生懸命頑張ってます。
昨年から工事を行っていました、平塚の代官町の家ですが、
先月3月に無事建築の工事を終えました。
少しだけ中を公開しちゃいますね。
葉山から鎌倉、鎌倉から平塚辺りの湘南と言えば、昔は海沿いは別荘地であったところ。
このお宅はお施主様からのご希望もあって、内部は板張りの箇所が多いです。
いつもの木組みの躯体とあわせて木がふんだんに使われていると、
なんだか心地よい非常に上質な空間が広がります。
家の中に入るとまるで別荘にいるような豊かな空間のある住宅になりました。
居間の雰囲気はこんな感じです。落ちついた木の空間です。
外のデッキから見る居間もステキです。
2階の廊下と階段、吹き抜けのスペースに面して、家族で使える共用部をつくりました。
作業用の作り付けの机と本棚、収納が備え付けてあります。
水廻りも洋風で、オシャレな感じです。なんだかいい雰囲気ですね。
準防火地域内の場合、外壁の内側に板を張ったりする場合でも、
土壁とするなどの法令の告示の内容に書かれているものか、
認定を受けた外壁の構造でなくてはなりませんが、この建物は、
それにあわせたやり方で行っているため、内部の空間は木をふんだんに使用しております。
知らないと「できませんよ。」と言われ断られてしまうこともあるようですが、
市街地でも木をふんだんに用いて心地よい家を建てることが可能です。
ただし、それをきちんと建てるには、知識と経験が必要なのは事実です。
ここ15年くらいの間で、市街地でもプレハブや、出来合いの見た目だけ良い住宅ではなく、
木の温もりのある建物に住まうことが出来るいろいろな技術が研究され、
法令の整備も進んできました。これは、市街地で木の家に住みたい人にとっては、
朗報であると思います。
何気なくこうした仕事をしていますが、色々と進化しつつある今の木造技術の中で、
技術の研鑽を様々な方のおかげでなし得ていることに感謝しなくてはなりませんね。
平塚代官町の家ですが、内部の施工をただ今行っています。
年末ということもあって、休み前に出来るところまでは・・・
ということで、大工さんも、本当に頑張っています。
今回の建物は細長い鰻の寝床状の敷地に建てる建物なので、
地震時の変形も考え、構造にはいつも以上に気を配って、
壁配置等考えつつ、床の剛性を多少高めて変形に対して
考慮しています。
これは2階の写真です。まだ施工中の雑多な状態ですが、
一部、耐力壁としている面材が見えると思います。
木組みで建物を建てていると、いわゆる伝統的な構法
になってゆくのが心情で、できれば壁には
相性のいい土壁をあわせたい・・・と思うのですが、
この建物の計画上、予算や工期の件もありますが、
構造と施工の無理をしてまで採用するということは、
設計・施工者としては、少し疑問に思う時があります。
この建物は、木組みを使いつつ、構造その他はもう少し
柔軟に考え、住まい手が気軽に、木の家を楽しめる
家になっています。出来上がると、いつもの星野土建の
感じの家になると思いますが、乞うご期待ください。