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なぜ木で家を?(ゴミとエネルギーの問題)

2014年8月25日

 先日、ある業界紙の取材を受けていて、
「星野土建さんはどのような考えで仕事に取り組んでおられますか?」
と聞かれました。取り組んでいることには、色々な思いがあるので、
なかなか一言では表せませんので、長い話になってしまいましたが、
人に聞かれると、なかなかとっさに返事が出来ないものですね。                                
 私(星野将史)はスキーが趣味でしたので、
30代前半まで、毎年、何回か雪山に出かけていました。
今は時々釣りに出かけ、船で海に出ては釣りを楽しむことで、
自然の恵みに触れています。
ですが、そうした自然相手の趣味をしていると、
自ずと環境問題に直面することになります。                                         
 私が大学を出て社会人として働き始めた当時、
建築の仕事から出るゴミの量は統計を見ると、
年間1億トンもの建設系の産業廃棄物が排出されて
いることになっていました。膨大な量ですね。
それから暫くして、家業に戻りましたが、
どうせ建てるのであれば、自分は壊したときには
ゴミになったとしても、自ずと自然に還る材料を
使って家を建てていこうと漠然と思っていました。
私自身、元々、木の持つ風合いが好きなのもありますが、
木造に興味を持ったきっかけの一つにこのゴミの話があったのは確かで、
おかげさまで様々な良き出会いにも恵まれ、
木造に関して様々なことを学び、実践しつつ、今に至っています。                               
 実はこのゴミの問題、これからさらに増えていくのを、
皆様ご存知でしょうか。
国土交通省が先月の28日、2050年になると、
人口減少で日本の国土の約6割が無人になる
という試算を発表しました。
いまよりも無人地域が2割近く広がるということですので、
これから、解体される建物の量がどんどん増えて、
建設系のゴミはかなりの量になる。これは明白な事実です。
これは建ち並んでいる建物の量を見れば分かりますね。
そしてそれを処分するエネルギーが
私たちに重くのしかかってくることになります。
                       
 先の3.11の東日本大震災で損傷を受けた
原子力発電所の廃炉がどれだけ難しく困難な
ことかを私たちは学びました。
また、これから解体されるであろう
町中の建物に多く使われているアスベストも
私たちの健康に大きな影響をもたらす問題です。
今まで利便さに頼り、あまり目を向けてこなかったことの一つに、
「物をつくれば必ず処分を考えなくてはならない。」
ということがあります。                                                 

 近頃、エネルギーという点では、住宅を使う上での
エネルギーを減らすという意味で省エネが叫ばれていますが、
建てるところから壊すところまでの
ライフサイクルを考えてエネルギーを考える必要があります。                                
 
 予言という訳ではないですが、私はここで断言しておきます。
エネルギーのうち、家庭の消費エネルギーは、仮に、エネルギーの
使用に対して何の対策をとらなかったとしても、これから必ず減少します。
そして残念ながら、おそらくそれは、住宅に対しての何かの政策や
対策が功を奏するのではなく、人口減少という社会現象によって
成し遂げられると思います。
これは統計にしても、目にする周りの街や
住宅の状況から判断しても明らかです。
だからといって、住宅や建物が使用するエネルギーに関して
何もしなくてよいという訳ではないですが・・・・。 
そして、その代わりに増えるのが、
増大する廃棄物処理に関わるエネルギーです。
 
 これはそのうちこのブログでも触れたいとおもいますが、
かつて公害日本と言われるほど、各地で公害が発生した我が国ですが、
その経験をふまえ、環境汚染の無い社会を築き上げ、日本にはそんな
問題は過去のものと思われているのが実状です。
ですが、そんな私たちの出した廃棄物が現在どれだけ途上国の環境を
汚染しているのかをご存知でしょうか?
「エネルギーを使わないエコな暮らし」を実践することは良いことですが、
それに加えて、「壊す、捨てるに掛るエネルギーを考える暮らし」
が、今とこれからを考えて私たちに課せられた吃緊の課題だと思います。                           

 私も現代社会の恩恵を受けて生きている人間なので、
あまり偉そうなことは言えないのかもしれませんが、
「環境に優しい住まい」を考えるのであれば、是非その辺りも考えた
住まい造りをご一考いただければと思いますが、いかがでしょうか。

横浜市省エネ住宅リフォーム相談会に参加しました。

2014年8月19日
カテゴリー:
日記

本日の午前中に、横浜市の省エネ住宅相談員として
横浜市省エネ住宅リフォーム相談会に参加しました。
相談員がおり、省エネリフォーム、耐震改修等、横浜市の住宅相談が
無料で受けられるブースがあります。
本日6時まで横浜そごうの正面の広場で開催されております。
ご興味ある方は是非!!
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木の洗面化粧台

カテゴリー:
日記

洗面化粧台を木で洋風な感じに仕上げてみました事例です。
いかがでしょうか。結構オシャレな感じに仕上がっていると思います。
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木のキッチン

カテゴリー:
日記

市販品のシステムキッチンの扉を木の扉にリメイクしたキッチンです。楽しいお料理のお供にいかがでしょうか。魅力倍増ですね。
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朝の草刈り

カテゴリー:
日記

先週お休みを頂きましたが、休み前の週末に、
シェアハウス・ヨツバロッヂで
住人の皆と「草むしりDAY」を開催致しました。
暑さを避けるため、朝7時から始め、皆のフットワークが
良かったのもありますが、8時半には終了。
そのあとは皆でスイカを食べ、体の渇きを癒しました。
キレイになった庭を見て、結構充実感!
そして早起きした休みの日の一日の長いこと!!
やはり早起きは三文の得ですね。
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夏期休業のお知らせです。

2014年8月7日
カテゴリー:
日記

星野土建夏のお知らせ2012

階段がキレイ!!

2014年7月30日
カテゴリー:
日記
新築事例

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先日引き渡しを致しました現場の階段です。
なんてこと無い写真のようですが、
この階段に光が当たって板に浮き上がってくる
陰影が私は結構好きです。
なんて書きましたが、結構マニアックですかね???
                                       建物で階段を美しくデザインし、
まるで芸術のようなキレイな階段って結構ありますが、
デザインありきでなくて、普通の階段でも、
素材が無垢の板だと、木地の感じもあって、
この陰影が本当にいい感じなんです。
これが見れるのは、こういう階段をつくった方の
特権なのかもしれませんね。
                                       この写真の階段材はヒノキですが、毎日足の裏
に心地よい木の感触を得て、視覚的にも楽しませてくれる。
そんな階段が私は好きです。

お金を信じるか、人を信じるか。

2014年7月25日

 家を建てたいとか、リフォームを考えている、と言った方と話していて、
「相見積りを取ってみたけど、イマイチどこも信用できない・・・。」
という方が結構おられます。
失礼な物言いになってしまうかもしれませんが、そうした方のほとんどが、
高いとか安いと言った金額で物を決めてしまう。いわば「お金を信じる」
ことで失敗してしまっていると思います。
 以前、「私は相談しにきた人には見積りを3社以上とって金額を比べなさいと
アドバイスしている。」と豪語されている建築士の方にお会いしたことがござい
ましたましたが、おそらく、工事内容の細かい部分等理解知っていないであろう
一般の方に、金額だけで物を決めさせて工事をしなさいというのは、
簡単なアドバイス程度のこととはいえ、プロのアドバイスとしては
非常に無責任なことなのではないでしょうか。
 
 確かに見積りを含め、いくつかの業者を見て回ることは必要と思います。
お金のことも大事だし、色々な意見があることとおもいますが、
私としては、「やっている仕事を見て、信用して任せられるかどうか。」
にかかっていると思います。頼みたいと思っている会社があるのなら、
その会社はどこに事務所があり、どんな人が、どのように自分の家の
仕事を行ってくれるのかがはっきりしていること。それを見ておくこと
が必要と思います。
 ようは、「人を信じる」信頼関係を築けるのかということですが、
ネットでも何でも、情報はキレイに発信しようと思えばいくらでも
出来る世の中です。ここは自分の目を開き、手で触れてみることが大事です。
頼む会社の事務所に行き、作業場、現場を見ることが出来るのであれば
見せてもらい、実例等参考に出来るものがあればそれも見せてもらい、
自分が信用できる相手かどうか考えることがまず重要と思います。
 
この時代ですから、物の値段は同じ地域であれば、
実はそんなに変わらないこともあります。
良いものはそれなりの値段、安いものはやはりそれなりに
理由があってのものと言ったところです。
もっとも、建築の仕事のように手作業の多いものに関しては、
その技に掛る金額の部分もあって、値段もまちまちなのは確かですが、
見積り段階で、その内容まで考えて、一般の人が答えを出せるのか、
非常に疑問なところです。
もしかしたら、高い値段のものの方が、
後々得な工事の場合もあったりするのがオチだったりもします。

また、税金も上がり、どの会社も経費を考えざるを得ない今の状況の中で、
必要以上の「安さ」には無理が生じます。金額を信用して頼んでも、
頼んだ相手がその無理のために無くなってしまうこともあり得ます。

確かにコストは重要なのは事実です。でもかかるお金がどうしてそうなるのか
を理解するために、「お金を信じるか、人を信じるか」は、とても重要
なことだと思います。
誰を信用して仕事を頼むか、迷ったら、立ち止まって考える時間も
少し必要な気もしますが、いかがでしょうか。

30年経って改修です。

2014年7月18日
カテゴリー:
日記

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ただいま、30年前に弊社で建築致しました住宅の
増改築・耐震改修工事を行っております。
30年という年月が経ったあとで、さらにその家を生かし
住み繋いでいただくことのお手伝いをさせていただけることは
とても幸せなことです。

日本の家の平均的な寿命は30年くらいと言われて久しいですが、
30年経った家はそんなに駄目なものでしょうか?
答えはNOです。
建てた当時きちんと建てていた建物であれば、手を加えて、
また30年、50年と住み繋いでいくことが可能です。
日本各地に残っている築100年とか200年の古民家も
そうして住み繋いでこられたものうち、残ってきたものです。

家が10軒あれば、そこには10通りの家族の形があります。
その家で育まれた思い出や、記憶もあると思います。
建て替えや住み繋ぐことを考えるときに、
そんなことも少し思い浮かべてみてください。

何か家族の思いがそこには必ずあるはずです。
そんなことを大事にしつつ、住宅の仕事に携わって
いければと思っております。

バーガーパーティー

2014年7月14日

シェアハウス・ヨツバロッヂのホームパーティーを開催致しました。
今回はバーガーパーティ!!
文字通りハンバーガーを作って楽しむのですが、トッピングに個性が出ます。
ある人はダブルチーズだったり、またある人はオニオンやトマト
アボカドたっぷりのバーガーだったり・・・・
つくり始めた時はオーブンの加減が微妙で皆でワー、キャーと言いながら、
食べだしたら、美味しいハンバーグパテの味に舌鼓。
庭で育てたバジルやちょっと苦かったルッコラ、
サイドのベジタブルカレーもおいしかったです。
本当に楽しいパーティーでした。
ヨツバロッヂの皆も仲良く、居心地良さに
ついつい長居してしまいました、
隣家のビワの木の実を清掃したりしたのがきっかけで
ご近所の方とも仲良くなったそうで、コミュニティーが
徐々に広がりつつあるヨツバロッヂです。
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横浜・日吉で90余年 家族の「くらし」を共に考え、最高の住空間を作ることが わたし達の使命です

一級建築士事務所
株式会社 星野土建
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