梁の刻みの風景です。
墨付けの作業から進んで材を加工する工程です。
手刻みで材を刻んでいるところも少ないかもしれませんね。
連休後まではこんな感じの作業を行っておりますので、
木の家を建てたい方、興味がある方、是非当社までお問い合わせください。
見学できるかもしれませんよ!!
梁の刻みの風景です。
墨付けの作業から進んで材を加工する工程です。
手刻みで材を刻んでいるところも少ないかもしれませんね。
連休後まではこんな感じの作業を行っておりますので、
木の家を建てたい方、興味がある方、是非当社までお問い合わせください。
見学できるかもしれませんよ!!
先日縁があって、これらの材料がうちにくることになりました。
実は茶室用の床柱他もっとすごいものもあるのですが、
そのうち折りをみて小出しにしていきます。
トラックに乗っている状態なので分かり辛いですが、
これらは杉、松、栗等の盤、式台と、今は少なくなってしまった
(というよりも、もう作っているところが無いらしい)
厚物貼りの突き板です。
盤はともかく、突き板というと、「え〜っ、合板でしょ?」という人がいますが、
厚物を貼った突き板は、今出回っている、薄板貼りの突き板とは比べ物になりません。
20〜40年ほど前くらいの和室で、少し材料を考えて作られた建物には
使われていることが多いと思います。
改修にしても新築にしても、もう無いものなので、
そうした和室の手直しにも使えるものです。
これは私も疑心暗鬼だったのですが、
今から10年、15年程前には当たり前のようにあった
和の空間に欠かせない材料が銘木と呼ばれるものにしても、
素材にしても、そのもの自体がとれなくなったり、
作る人がいなくなったり、色々な事情で姿を消しつつあります。
代わりに外国で作られた物とか、今あって手に入るものを代用するのですが、
基本的に作りが違うため、そのものに求められるニーズを満たせない物も多いです。
そのうち、廻りの天然の物を用いて素材を楽しみ和の空間を作ることは
皮肉ですが日本では出来なくなってしまうのかもしれません。
木の家に携わる仕事をしてゆく上で、
物を持っていないとできない仕事が出てきてしまっているのも
また事実なんですね。
そうしたご用命を頂く時のために、こうした材も徐々にストックしていきたいと思います。
作業場に埼玉から材が搬入されました。
軽井沢に建てる平屋建ての別荘用の材です。
うちがいつも材をあらわして使用していることを知っている
製材所なので、配慮してくださったのか、良い材が納入されました。
これはそうした関係を築いていないと難しいことなのかもしれませんが、
材を頑張って入れてくれると、刻んで建てるこちらも
なんだか「よし、やったるぞ〜」と張り切ってしまうんですね。
気持ちを込めて山から送られて来た材、これからお施主様に
その気持ちをどう繋げていくのか、
これからまた一軒の住まい造りが始まります。
ただいま改修中の古民家の天井板です。
幅6寸、赤身のキレイな杉の厚板です。
現状、幅8寸の厚板が貼ってある部屋なので、
本当は幅7寸程度以上のものが欲しかったのですが、
色々と調べるも、なかなか良いものが無く、
検討の結果この材になりました。
ですが結構キレイな板で、
施工してみるとこんな感じです。
こうした材を使用するときには、来た材を
ただ貼れば良いというだけでなく、
一度材を見て、板をどう貼るかを検討する
作業を行います。
この一手間をケチってしまうとあとで痛い目にあうことも・・・。
無垢の材とは付き合い方が必要ですね。
最近はブームなのか、意外とそれを考えないで
安易な考えで無垢材を使っている業者も
多いようなので、注意が必要と思います。
只今計画中の建物に導入を検討中のペレットストーブを見学に出かけました。
弊社でも郊外の建物の場合、薪ストーブを採用する事例はございますが、
都市部だと煙の問題があり、あまり火を見て暮らすことも出来ない場合が多いです。
それで、ペレットストーブがあるじゃないか!!ということになるのですが、
これはこれで良いですよね。暖かみがあります。
薪ストーブと違い、燃料が決まってしまうのと、
電気を併用しなくてはならない点をネックと考える方が多いようですが、
燃料となるペレットですが、知り合いの製材所でも何カ所かはペレットの
製作まで行うようになってきています。
ストーブ自体も、森林資源の活用という点からか、
場所によっては助成金まで設けて普及に力が入れられているようですね。
今をさかのぼること20年前、高校時代までは五右衛門風呂を
湧かしていた私にとっては、やはり燃える火の暖かみには
何とも言えない魅力がありますね。
個人的には、良いなあ、これ!!と思います。
何年か仕事をしていると、自然と勘が身ににつくものと思います。
当てずっぽうのものではなく、例えば、建物の設計・施工をしていても、
基礎や構造の部材であれば、だいたいこれくらいあれば大丈夫なのでは???と思う、
いわば経験から出てくる成果とでも言いましょうか、
そうした「勘」のようなものです。
ただ、この「勘」本当に正しいのかどうかは、やはり検証が必要な訳で、
設計をしながら、時々手計算で、そうした勘の検証を行います。
これは現在計画中の布基礎のもの。
検算を再度これから行わなくてはならないのですが、
どうやら私の「勘」は合っていたようです。
例えば、基礎であれば、「うちのはベタ基礎だから強い!!」
なんて、営業や設計や、工務店の社長さんに言われた方、多いかもしれませんが、
基礎形態は地盤や建物、敷地、基礎に求められる条件によって変えるものですし、
布基礎だから決して弱い訳ではありません。杭や地盤改良も
むやみやたらに必要なものではないんですよね。
基礎は条件によって変えて設計が必要なものなんです。
工務店の「勘」は以外と奥が深いんですよ。
新年が明けてから、ブログの更新が遅れておりました。
皆様良い年始をお迎えのことと思います。
さて、年末に某業界紙から依頼を受け、
次世代経営者のアンケートに答えました。
次世代経営者などと言われると、
なんだか恥ずかしい限りですが、
2015年の目標その他を聞かれて、
あくまで、次期リーダー、経営者として
置かれている環境の中で、仕事に対して
目標や取り組みをどう考えているのかを
応えておきました。
先方から期待されている答えとは、
少々ずれもあるかもしれませんが、
私なりの、工務店の仕事への考え方です。
今年も自分たちらしく、粛々と
仕事で応える星野土建でありたいと思っております。
本年も星野土建をよろしくお願い致します。
神奈川県の邸園(歴史的建造物)保全活用推進員養成講座を修了しました。
これは神奈川県が行っている取り組みの一つで、
民間等による邸園や歴史的建造物の保全活用の取り組みの支援を目指した、
邸園等の保全活用への助言や創造的活用を核とした地域づくりを推進する専門家
「邸園(歴史的建造物)保全活用推進員(ヘリテージマネージャー)」の養成講座です。
ヘリテージマネージャーには、邸園や歴史的建造物の保全活用への助言や創造的活用を核とした地域づくりを推進することが期待されています。
1年間のうち、ほぼ半年分の土曜日に講習があるハードな養成講座ですが、
多忙時にどうしても受講できない講義もあって、全講義の受講に
足掛け2年掛ってしまいましたが、この度すべての講座を修了致しました。
改修工事では、内装や水廻りの簡単なリフォームから、
柱梁の状態にして全改修を行うがらんどうリフォームまで、
様々なご要望にお応えし、仕事を行っておりますが、
築20年、30年と行った比較的新しい建物に加えて、
築50年、80年経った住宅の改修をご相談いただくケースも
増えて参りました。歴史的建造物というかたちでなくても、そうした年月を経て
残っている建物の中には、所有されている方の思いがたくさん詰まった住宅が多いです。
その思いに対して、ご相談を受ければ何かお役に立てるよう
さらに日々知識の研鑽に勤められればと思っております。
師走に入り、あっという間にもう暮れも押し迫ってまいりました。クリスマスも過ぎて、街もいよいよ年越しモード一色ですね。今年一年振り返ると、良いこと嫌なこと色々とありましたが、新しい年が明るい良い年であるよう祈るばかりです。
弊社では2014年12月30日より、2015年1月7日まで年末年始休業とさせていただきます。1月8日より平常営業致します。
本年も御愛顧ありがとうございました。2015年もよろしくお願いいたします。