新着情報

格子壁とヒノキの床板

2022年8月8日
カテゴリー:
日記
リフォーム・改修

前回初回した格子壁、和室の開口部の一部に設置しているのですが
今の状況はこのような感じです。
まだ仕上げの工程など残っているのでこれで全てというわけではないのですが
良い雰囲気になっているのでは無いでしょうか。


できた後に見ると順調に工事できているように見えますが、
実はかなり格子壁と上部の構造耐力壁の納まりに現場で苦心しました。
まだ最終形はこれからですが、うまく納まったのではないかと思います。

格子壁の耐震壁

カテゴリー:
日記
リフォーム・改修

作成してからずいぶん建ってしまいましたが、
取り付けてその後の経過もよさそうなので紹介します。
木組の格子壁による耐震壁の製作事例です。
今回は杉の芯去の柾目材を用いて制作いたしました。


 加工は大工さんも気合が入ります。
出来上がってみるとこれは非常に良い感じなのですが、次回また紹介いたします。

入母屋の住宅の耐震改修(製作金物による梁補強)

2022年8月1日
カテゴリー:
日記
リフォーム・改修

 入母屋の耐震改修工事、主要な部分がほぼ終わりつつあるのですが、
行った一部の工事を紹介いたします。

 まずは今回は梁補強。
実際に建っている建物の鉛直荷重への対応のため
梁材の補強をおこなっている工事の様子です。

建物を壊さず、しかも二階の床組みをそのままで工事を進めなくてはならないので、
梁の補強計画にも頭を捻りますが、今回は2つに分かれたあご掛けの金物を作成し、
それにかける形で梁を持ち上げて補強工事を行いました。
金物は制作にあたりなるべく溶接による欠損の少ない形状として
構造設計事務所に提案いたしました。

 無いものを一から考えるのは難しい作業ですが、現場で話し合い
施工と設計一緒になって進められるとまた可能性が広がります。
現場でのそうした関係を大事にしていると、良い雰囲気で現場が進んでいく。
そこは大事にしたいといつも思っています。

昔のジブリ映画に出てきそうな御宅の改修

2022年3月4日
カテゴリー:
日記
リフォーム・改修

 昨年末から足かけ2ヶ月と少しほど行った改修工事。
昭和初期に建てられた趣のある住宅です。雨仕舞いの悪い箇所と壁の傷みを改修し、
土壁の漆喰等の塗り直しをいたしました。
 お住いのご主人が愛情込めて維持管理されている素敵な住宅。
国の政策では新築住宅から既存住宅の活用へと住宅政策の方向転換がされてから
もうしばらく経ちましたが、昔の住宅にはいまでは作るのが難しい趣のある住宅も多いもの。
持続可能性のある社会実現のため、様々な分野でSDGsに関わる様々な取り組みが行われてきています。
古いからと捨ててしまうのではなく住み繋ぐことも立派なSDGへの配慮だと思います。

クイズ なぜ深基礎?

2021年7月28日

 改修中の築35年の共同住宅の床下です。深基礎なので床下の空間の高さが高いですね。
それでは唐突ですが、ここでクイズです。この建物の床は、なぜ深基礎なのでしょうか?
ヒントは敷地の横に用水路がある事でしょうか。考えてみてください。

・周りに水が出やすいので建物の基礎を高くした。
・用水路沿いの傾斜地の建物なので、基礎を深基礎として敷地の不陸に対応した。
ある程度知識のある方だと、おそらくこの辺の答えが想定できるのではないかと思います。

それでは答え合わせをしますね。
 この建物の建っている敷地は周りの敷地より60㎝〜80㎝ほど土が盛られています。
理由は、大雨の時に用水路が氾濫し、水の出やすい場所であるため。
その対策として敷地の高さが上げられました。
 ただし、盛り土の上にそのまま建物を建てれば、建物は不同沈下を起こします。
最近は地盤改良を行い建物を建ててしまうことも多く見られますが、この建物の計画では
沈下に備え、元の地盤の高さに基礎を作り、後から盛り土の地盤を作って対応しました。
ですので深基礎になっているのです。
 単純に建物の基礎だけを上げてしまうことをしなかったのは、外から室内に入るときの玄関の段差と
庭を使えるようにするために地盤面と床面の高さに配慮したのだと思います。
 写真を見て気づいた方もおられるかもしれませんが、
それに加えて、水の出やすい比較的地盤が悪い敷地への対策としてベタ基礎で施工されています。

 今の目で見ると少しアラも見える部分もありますが、何を隠そうこの建物はその昔に弊社で施工したもの。
35年前に共同住宅の施工でこれだけ真面目に色々考えていたのは素晴らしいし、誇れることだと思います。
今もその考えを引き継ぎ、その延長で考えを進めて建物を建てていますが、
昔の仕事からそれを発見できるのは、とても幸せなことですね。

スノコ用ヒノキ板

2021年6月10日
カテゴリー:
日記
リフォーム・改修

 屋内の食品収納庫の中に、通風を考えたスノコ貼りのデッキ
を作るために加工中のヒノキの板材です。


 収納庫の中とはいえ、節のない材で加工しているのは
ご高齢の居住者の方に合わせて足を引きずっても靴下や素足に節などを
引っかけないよう配慮するため。現場での制作時も足の触れる表に釘や金物が
出ることがないよう作成していきます。
 新築でも小さな修理でも木を使うには理由があり、
それをどのように使うかを含め、「なぜ木を使うのか」といつも
考えを大事にした仕事をしていますが、今回も足触りや床の風通し、
その他いくつかの木の持つ効果を狙ってヒノキを使うので
「木」を使うだけに「気」をつかいます。
細かな配慮も大事にしたいと日々思っています。

メジロの巣

2021年6月8日
カテゴリー:
日記
巣箱

 弊社のレンタルルーム・星野土建の茶室の庭にメジロが巣を作りました。
作った場所が事務所に上がる階段の横だったので、事務所の出入りの時に
しばらく雛のさえずりが聞こえていましたが、先日巣立ちました。

そういえば、鳥が巣を作ると幸せが訪れると言いますね。
今年は巣箱ではなく庭に野鳥が巣を作りましたが、
ワクチン接種も進み、コロナ禍ももうすぐ先が見えそうな今日この頃。
初夏のひと時、庭に集う野鳥のさえずりを聞きながら
皆様に幸せがありますよう、お祈りしております。

足場萌え〜♡

2021年5月13日

最近インスタグラムでは「足場萌え」「足場映え」なんて言われて注目されているらしい
建築工事の足場。
 昨年の1期工事に引き続き、2期工事の外壁補修工事と屋上防水改修工事
を行なった建物は街中のビルなので、ビルとビルの間の狭い空間に
まるで這うように出っ張る障害物をうまく避けながらかけられています。

 狭いところを上から撮った写真なので、伝わりずらいかもしれませんが、写真は
あまり「映える」感じではないけど、この細かさに「萌え〜♡」なマニアの方に
向けてアップしますね。
細かなところをうまくかけてくれる足場屋さんに感謝です。

在宅ワークの仕事スペース

2020年6月4日

 このコロナ禍の中で私たちの仕事や生活も少し変化を求められてきています。
在宅ワークが続く方もおられるかもしれませんが、それがこれからは徐々に
仕事の仕方の一部になることも考えられるのではないでしょうか。
在宅での仕事は色々と大変なこともあると思いますが、
「より家族の時間が増えてなんだか幸せな気分になった。」
「家で見た仕事をしているダンナまたは妻の姿がなんだか素敵で見直した。」
そのような良い気持ちや出来事につながると仕事にも精が出ますよね。
「自宅に仕事をする場を設けること」はこれからの一つの住まいのテーマ
かもしれません。
写真は以前の新築事例ですが吹き抜けや
廊下の一部に仕事や趣味の作業のためのスペースを設けた事例。


 これらの事例のように最初から設けていなくても、
例えば、使われていない収納や、居間の一部をリフォームして
作業スペースや在宅ワークのためのスペースを作ることも可能ですね。
「うちもどこかに在宅ワークのための仕事場を作りたい。」
そのようなご要望にもお応えできればと思っております。

手刻みの仕事は何が良いのか

2019年12月18日

 「大工の手刻みで家を建てています」というと前時代的な考えかと思われがちですが・・・
木という材料の性質に従い、木造住宅を建てて住むということを一つの流れのように考えた時には
極めて理にかなっている方法の一つが「手刻み」だと思っています。

 まず、木を使って家を建てる時には構造の計画は極めて重要です。
構造は人間で言えば骨格です。作り方によっては弱い家にも強い家にもなります。
今の時代、建てられる家のほとんどはプレカットの機械加工で作られていますが、木材を加工して
組み合わせる部分の継手や仕口と呼ばれるものは、いくつか決まった加工に限られてしまいます。
 その反面、手刻みで作ることができる仕口、継手は数多くあり、しかも、加工時の工夫により
寸法や作り方に色々なアレンジが可能です。
 設計し、施工監理している立場の私にとって、非常に興味があるため仕口や継手といった
部材の強度試験の場には多く参加しているのですが、そのような工夫により、
プレカットのように金物で補強せずとも、木の持つ性質に従い、木を組み合わせて、
地震時や強風時の建物の変形に耐える強い仕口、継手を作ることが可能だと
いうことが証明される場に立ち会うと、「手刻み」の優れた部分を感じずにはいられないのです。

 服や家電といった大量生産のものと違い、住宅は一軒一軒その形が違うものです。
「手刻み」であれば、大きな家からコンパクトな家まで形の違う一軒一軒の骨格を考えた時に
仕口や継手に多くの工夫を加えることが可能であるため、その一軒一軒に
対応することができます。そして住まいづくりにはそれができることが理想なのではないかと思っています。
 プレカットが台頭してから、建てられる住宅の作り方はどれも同じようなものになって
しまいました。戦後の持家政策を引きずりながら、近年でも多くの住宅を供給するため、
短時間で安価な工業生産によって住宅が生み出されている結果なのですが、果たして
長持ちするでしょうか。環境問題がこれだけ話題になっている中で、
そろそろそこから抜け出すべきだとも思います。
 「手刻み」の家は作るのに時間はかかりますし、金額も少し割高です。
ただ、人が知恵を絞り、工夫を凝らして仕口や継手を加工して建てられた住まいは
そのぶん長く愛着を持って住まうことができるのではないでしょうか。
その家に住み続けるコストを考えると、長く愛着を持って住まうことができる方が
かえって割安かもしれません。

 今の世の中の当たり前を、ちょっと昔に行っていた当たり前で見てみると、
新しい何かの発見があります。「手刻み」は住まいづくりにおけるそのような
新たな発見につながるのではないでしょうか。

横浜・日吉で90余年 家族の「くらし」を共に考え、最高の住空間を作ることが わたし達の使命です

一級建築士事務所
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