昨年末から刻みを行っていたお寺の庫裏が、快晴の中無事上棟致しました。
途中天気が悪かったり、少々のトラブルがありましたが、
何とか無事にここまで出来ました。
これから、いよいよ現場での工事が本格的に始まります。
上棟完了
お勉強
先日、早めに終業し、水廻りのショールームに社員とともに
新商品の見学に出かけました。
やはり、住まいの水廻りはお施主様の好みが一番出るところですね。
弊社の場合、こだわりのデザインで、木製の無垢のキッチンや、
水廻りの機器選定を行うこともありますが、
通常はメーカーのものを上手く組み合わせて
使用することが多いのではないでしょうか。
そんなときに、どのメーカーの何が良く、どこが悪いのかを
自身が体験した上で説明できることは重要なことなので、
お誘いを受け、今回新製品の説明を受けてきました。
家を建てる仕事をしていると、水廻りの機器や
開口部のサッシ等、様々な製品を組み合わせて使用することが多いです。
下の写真は既製品のキッチンの扉を無垢の木製の扉に変えたもの。
製品を勉強して見ると、こういった提案も可能になります。
細かな知識も大事に積み上げて、皆様のご要望にかなうよう努力しております。
柱の加工も順調に
作業場ではただいま大工さんが柱の材を刻み中です。
丸太と格闘中の大工さん、カッコいいですね!!
年末年始休業のお知らせ
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誠に勝手ながら、弊社では下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。
平成28年12月30日(金)〜 平成29年1月9日(月・祝)
皆様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
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初夏の木の家
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徐々に強くなる初夏の日差しを感じつつ、
まだまだ吹く風が心地よい今日この頃。
弊社のシェアハウスも家の中を通る風が心地よいです。
何もしていなくても、何気なく季節が感じられるのは
なぜなんだろうといつも思うのですが、それが
この家の魅力の一つかもしれません。
外壁の杉板を思い出に。
最近弊社で建てている木の家は、ほとんどが杉板貼りです。
そしてそのほとんどをお施主様がご家族で塗っています。
今回、軽井沢の山荘の外壁もご家族のみなさんで柿渋塗料を塗っています。
今の住宅の建て方でなかなか手作りの部分を残していくのは
難しいですが、こうして杉板の外壁を自分たちで塗って
家を建てたことは、ずっと忘れられない思い出になると思います。
塗ってみたら意外と簡単だった!?こと。
簡単だ!!と思ってやってみていたら以外と大変だったこと。
塗った人それぞれに作業した時の感じ方は違うと思うのですが
出来上がった外壁を見て、きっといつか作業をした時の
良い思い出が浮かんでくるはずです。
何よりも、自分たちで作った物なので愛着も湧くと思います。
最近、愛着ある物を長く使うという「エコ」を推奨している
我が社としては、お施主様皆さんにお勧めしているのですが、
ご興味ある方は是非一緒にそんな住まいづくりをしてみませんか?
新築でもリフォームでも、きっとすばらしい体験になると思います。
木の想庫
以前、お宝と紹介した材料がありましたが、
知り合いの銘木屋さんから引き取ることになった材料や、
無くなってしまうといつかは困るだろうとストックしておくことにした、
そんな材料を集めた我が社の木の想庫です。
倉庫と書くところをなぜ想庫かというと、
この材をどう使って作っていくか・・・・
と想いを巡らす倉庫だから。
今回も建具屋さんと一緒にあれこれ品定めしながら
軽井沢の山荘用の建具材を選び出しておきました。
まだまだ仮しのぎの、この倉庫。
柱や落としがけなどの材は養生をほどいていないので
材そのもののすばらしさをお見せできずに申し訳ございませんが、
そのうち折りを見て小出しにしていきたいと思います。
乞うご期待ください。
古材を使います。
先日このブログでも紹介しました古材の梁ですが、
ただいま建築中の山荘の材料として使用することにした
一部の材をただいま加工中です。
さてさてどんな仕上がりになるでしょうか。
上棟のときが楽しみです。
工務店の仕事〜手刻みについて考える〜
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- 住まい造りで迷っている方へ
年明けから改修工事を行うため、大正末期から昭和初期に建てられた
地元の建物の調査を行いました。
何度か改築が繰り返されていて、変更されている箇所も多いのですが、
梁組みは今の建物と違って、独特の雰囲気があります。
残っている土壁も、よくある戦後の簡略化された土壁と違い
丁寧に施工されています。
工事は大々的なものではないですが、この家をお子さんやお孫さんが
住み繋ぐ良きお手伝いが出来ればと思っております。
工務店としての星野土建の仕事は何かといえば、
建てることも大事ですが、建てた家を直す技術を持っておくことが大事なのも事実。
今の世の中、ほとんどの新築住宅がプレカットや省力化された構法の中で家が建っていますが、
同時にその省力化の元で建てる技術はおろか、直す技術も捨てられようとしています。
手刻みの技術とか、伝統的なものというと、何か特別なものの雰囲気も漂いますが、
今、街中に普通に建っている木造の軸組の住宅を直し維持していくにも
そうした技術は不可欠です。特に無垢の木を多用した家を作る場合には
これは避けては通れません。最近流行に乗っているのか、無垢の木や
天然素材を扱っていると謳う会社が増えましたが、
その反面、そうした作る技術的なことは、おざなりにされてるものも見られます。
私たちが手刻みの仕事にこだわり、刻み場を維持し、手刻みを活かせる伝統的な架構
を用いた建物を建てていたりするのは、そうした技術を次の代に繫げていくのも理由の一つ。
せっかく建てた大好きな木の家を、永く住み繋いでいただける
環境を持って仕事していくことが、私たちのやっていくべきことの一つでもあります。
伝統的な日本の住宅や、軸組構法の住宅は、直せる技術が残っていれば、
例え建てた人間が亡くなり代が変わった50年後でも直すことができます。
ただ、最近良くある、〇〇メーカー独自の技術で・・・とか
パネルの特殊なものを使用した住宅などはそれが難しいかもしれませんね。
近年、天然指向のブームもあってか、木の建物に憧れる方も増えてきました。
ただ、木の家は必ずメンテナンスが必要になります。
木の家を建て、直し、維持していく技術を持ち、その環境を維持していくこと。
当たり前のことなのかもしれませんが、それを地道に行っていくのが、
当社星野土建のような、工務店の仕事と思っております。
庭充実です。
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