先週お休みを頂きましたが、休み前の週末に、
シェアハウス・ヨツバロッヂで
住人の皆と「草むしりDAY」を開催致しました。
暑さを避けるため、朝7時から始め、皆のフットワークが
良かったのもありますが、8時半には終了。
そのあとは皆でスイカを食べ、体の渇きを癒しました。
キレイになった庭を見て、結構充実感!
そして早起きした休みの日の一日の長いこと!!
やはり早起きは三文の得ですね。
朝の草刈り
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階段がキレイ!!
先日引き渡しを致しました現場の階段です。
なんてこと無い写真のようですが、
この階段に光が当たって板に浮き上がってくる
陰影が私は結構好きです。
なんて書きましたが、結構マニアックですかね???
建物で階段を美しくデザインし、
まるで芸術のようなキレイな階段って結構ありますが、
デザインありきでなくて、普通の階段でも、
素材が無垢の板だと、木地の感じもあって、
この陰影が本当にいい感じなんです。
これが見れるのは、こういう階段をつくった方の
特権なのかもしれませんね。
この写真の階段材はヒノキですが、毎日足の裏
に心地よい木の感触を得て、視覚的にも楽しませてくれる。
そんな階段が私は好きです。
お金を信じるか、人を信じるか。
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- 住まいへの考え
- 住まい造りで迷っている方へ
家を建てたいとか、リフォームを考えている、と言った方と話していて、
「相見積りを取ってみたけど、イマイチどこも信用できない・・・。」
という方が結構おられます。
失礼な物言いになってしまうかもしれませんが、そうした方のほとんどが、
高いとか安いと言った金額で物を決めてしまう。いわば「お金を信じる」
ことで失敗してしまっていると思います。
以前、「私は相談しにきた人には見積りを3社以上とって金額を比べなさいと
アドバイスしている。」と豪語されている建築士の方にお会いしたことがござい
ましたましたが、おそらく、工事内容の細かい部分等理解知っていないであろう
一般の方に、金額だけで物を決めさせて工事をしなさいというのは、
簡単なアドバイス程度のこととはいえ、プロのアドバイスとしては
非常に無責任なことなのではないでしょうか。
確かに見積りを含め、いくつかの業者を見て回ることは必要と思います。
お金のことも大事だし、色々な意見があることとおもいますが、
私としては、「やっている仕事を見て、信用して任せられるかどうか。」
にかかっていると思います。頼みたいと思っている会社があるのなら、
その会社はどこに事務所があり、どんな人が、どのように自分の家の
仕事を行ってくれるのかがはっきりしていること。それを見ておくこと
が必要と思います。
ようは、「人を信じる」信頼関係を築けるのかということですが、
ネットでも何でも、情報はキレイに発信しようと思えばいくらでも
出来る世の中です。ここは自分の目を開き、手で触れてみることが大事です。
頼む会社の事務所に行き、作業場、現場を見ることが出来るのであれば
見せてもらい、実例等参考に出来るものがあればそれも見せてもらい、
自分が信用できる相手かどうか考えることがまず重要と思います。
この時代ですから、物の値段は同じ地域であれば、
実はそんなに変わらないこともあります。
良いものはそれなりの値段、安いものはやはりそれなりに
理由があってのものと言ったところです。
もっとも、建築の仕事のように手作業の多いものに関しては、
その技に掛る金額の部分もあって、値段もまちまちなのは確かですが、
見積り段階で、その内容まで考えて、一般の人が答えを出せるのか、
非常に疑問なところです。
もしかしたら、高い値段のものの方が、
後々得な工事の場合もあったりするのがオチだったりもします。
また、税金も上がり、どの会社も経費を考えざるを得ない今の状況の中で、
必要以上の「安さ」には無理が生じます。金額を信用して頼んでも、
頼んだ相手がその無理のために無くなってしまうこともあり得ます。
確かにコストは重要なのは事実です。でもかかるお金がどうしてそうなるのか
を理解するために、「お金を信じるか、人を信じるか」は、とても重要
なことだと思います。
誰を信用して仕事を頼むか、迷ったら、立ち止まって考える時間も
少し必要な気もしますが、いかがでしょうか。
30年経って改修です。
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ただいま、30年前に弊社で建築致しました住宅の
増改築・耐震改修工事を行っております。
30年という年月が経ったあとで、さらにその家を生かし
住み繋いでいただくことのお手伝いをさせていただけることは
とても幸せなことです。
日本の家の平均的な寿命は30年くらいと言われて久しいですが、
30年経った家はそんなに駄目なものでしょうか?
答えはNOです。
建てた当時きちんと建てていた建物であれば、手を加えて、
また30年、50年と住み繋いでいくことが可能です。
日本各地に残っている築100年とか200年の古民家も
そうして住み繋いでこられたものうち、残ってきたものです。
家が10軒あれば、そこには10通りの家族の形があります。
その家で育まれた思い出や、記憶もあると思います。
建て替えや住み繋ぐことを考えるときに、
そんなことも少し思い浮かべてみてください。
何か家族の思いがそこには必ずあるはずです。
そんなことを大事にしつつ、住宅の仕事に携わって
いければと思っております。
バーガーパーティー
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- 土壁と木組みのシェアハウス「ヨツバロッヂ」
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シェアハウス・ヨツバロッヂのホームパーティーを開催致しました。
今回はバーガーパーティ!!
文字通りハンバーガーを作って楽しむのですが、トッピングに個性が出ます。
ある人はダブルチーズだったり、またある人はオニオンやトマト
アボカドたっぷりのバーガーだったり・・・・
つくり始めた時はオーブンの加減が微妙で皆でワー、キャーと言いながら、
食べだしたら、美味しいハンバーグパテの味に舌鼓。
庭で育てたバジルやちょっと苦かったルッコラ、
サイドのベジタブルカレーもおいしかったです。
本当に楽しいパーティーでした。
ヨツバロッヂの皆も仲良く、居心地良さに
ついつい長居してしまいました、
隣家のビワの木の実を清掃したりしたのがきっかけで
ご近所の方とも仲良くなったそうで、コミュニティーが
徐々に広がりつつあるヨツバロッヂです。
煉瓦の外構
頑張れコミセン君
木造の建物では、柱と梁が取り付くところを接合部と呼びますが、
柱には、ほぞと呼ばれる凸の形状の加工、土台や梁にはそのほぞを
受けるほぞ穴という凹の形状の加工が施されます。
一般的な木造軸組の建物では、ほぞの長さは短く、(短ほぞと言います。)
柱の横にはかすがいや金物を取り付け、地震の時など建物が変形した場合の
土台や梁から柱を引き抜こうとする力に耐える工夫を行います。
柱の位置、またその柱に取り付く壁の耐力(地震に耐える力ですね。)
の大きさにより、使用する金物を変えて対処していくのが一般的なのですが、
木の建物であれば、接合部もそれに合ったものとしたいもの。
この建物では、金物は補助的に使用し、柱、梁の接合部を
すべて長ほぞ差し込栓(コミセン)打ちとしています。
ほぞの長さが一般のものより長く、ほぞの向きと直交して
込栓という木の栓をうち、引き抜く力に対処する仕組みです。
梁の横に小さく出っ張っているのが込栓。
地震の時に柱を引き抜く力にこの栓が耐えてくれます。
個人の趣味はあると思いますが、
意匠的にもこれがポコポコ出ているのがユニークで好きです。
いざというときに力を発揮してくれる、小さな力持ちのコミセン君です。
キレイな建具です。
木製の建具をつくる場合、初めにデザインありきでは無く、
そのとき手に入る材をうまく上手く使い製作すると、
良いものができる時があります。
この建具もその一例。建具屋さんと鏡板の材を探していたときに
浮造りの板を見つけて、探していたのとは違う感じの板だった
ものだから、最初は
「なんだ、浮造りになっちゃってるじゃん・・・。」
「これは使えないな・・・・。」
なんて感じだったのですが、
框の感じと合わせると、建具が表情豊かになるようで、
「これは良いんじゃ無いの???」
「今回は鏡板を浮造りにしてみようか?」
という話になり、それを生かそうと、
扉のデザインを考えて製作したものになります。
好き、嫌いは分かれるかもしれませんが、
鏡板の浮造りの目が光にあったって陰影を出し、
柾目の框とあわせて、何とも表情のある建具になったと思います。