先日作成いたしました、土の置場に土壁用の土を搬入いたしました。
今回使用するのは多治見から取り寄せました土と、三重県から運んできた
低農薬の稲わらです。現場で手や足を使い撹拌してしばらく寝かして熟成を待ちます。
現場にて撮影した、私と左官屋さんの写真です。
今回の建物のテーマは、癒しを感じられる、つながりのある住まいです。
シェアハウスとして計画していますが、都市部の住宅地でありながら、
どんなに疲れて帰ってきても癒される、木と土壁の空間を提供し、
他の住人や、近隣の住人、人と人とのつながりを感じられる、
ヒューマンスケールの暮らしを実践できる家にしたいと思っています。
今回は仕事でもつながりを考えて、弊社と、大工の北山さん、左官の小山さん他
木の家づくりを発信している仲間とのコラボレートという形で仕事を進めています。
木の家づくりの仕事は、かなり絶滅危惧種のようになってしまいましたが、
画一的な大量生産の製品と違い、今でも地方性が色濃く残っている部分があります。
都市部ではなかなかできない仕事も、郊外や地方では当たり前だったり、
都市部には都市部の、郊外には郊外の仕事のやり方があるように思います。
コラボレートすることで、職人がお互いに学ぶことも多いだろうし、
また、そこから新たな取り組みの発信もここから行えるのではないかと思っています。
この現場の件は、取り組みや考え方を含め、これから色々と紹介できればと思います。
土を搬入しました。
2012年8月4日
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S邸スタートです。
2012年7月7日
梅雨の合間に地鎮祭を行い、いよいよ工事がスタートです。
今回の住宅は在来工法の建物なので、あらわしの木組みの建物とは違った感じになると思いますが、
完成までの工程のなかで、いくつか写真をアップしていければと思います。
耐震改修(横浜 白幡の家)
2012年5月21日
地元の幼稚園のイベントに端材を提供しました。
2012年2月25日
外壁が仕上がりました。
2011年12月7日
外壁養生中です。
2011年11月25日
外壁工事中です。
2011年11月16日
新築中の住宅の外壁のモルタル(2回目)を塗り終わりました。
当社では、外壁の仕上げは左官仕上げとする場合がほとんどなのですが、
モルタル等はクラックその他に対する配慮が必要で、様々な工夫を
左官屋さんも行います。
今回のこの現場でも、また新たな取り組みを取り入れています。
「職人であれば、自分よりも仕事をより良くできる人が出てくれば、
そこで仕事は失うかもしれない厳しい社会に身を置いているのもあり、
日ごろから切磋琢磨している人も多いと思います。
技で生計を立てるのですから、自分の仕事を進化させ、
技の向上に取り組むのは当たり前で、時に手間を惜しまず、
周りよりも技を発揮しようと頑張る職人は誰もが認めるし、
仕事のパートナーとして信頼されることと思います。
周りはこの程度だからこれくらいできていればいいかな~?
なんて気持ちで仕事していると、あっという間に他の人や機械に
追い越されて仕事を失う。
そんな背景が現代の職人の仕事にはあるのではないかと思います。
だからこそ、自分自身の手仕事でしかできない技を考え鍛錬するのです。」
上記は以前、ある職人と話した時の言葉ですが、全くその通りですね。
今回、左官屋さんも頑張って壁を塗っています。
仕上がりはどんな壁になるでしょうか。