今、日本の山は壊滅状態と言っていい状況に近づいています。日本の国土の67%は森林と言われていますがそれらの多くは材木を育てるために人の手で造林された山です。人工林である以上手を加えるのをやめてしまうと山は廃れて木が倒れ、山として本来保っている保水や土壌の保全等の役割が失われてしまい、私たちの生活にも影響が出ます。
日頃私たちは蛇口をひねれば水が飲める恵まれた環境にいますが、山の木の保水のおかげでその環境に住まうことができています。都市部にいるとなかなか恩恵を感じづらいですが、私たちの生活と山は密接なつながりがあります。
木を使うことは森林破壊ではなく、手入れをされた森林を取り戻すことになり環境の保全につながります。また、木は光合成により炭素を木の中に固定しているので、それを利用して家を建てると「第二の森」を作っていくことになります。山の木を使用して森が若返ることは地球温暖化抑制にも効果があります。
山の木を使い、山を保全し、代謝を促すことにより私たちの生活とのつながりを保っていくことができます。当社では、木造住宅の環境とのつながりを考えて、国産材、地域産材の有功活用を行っています。近くの山の木を使うことは、輸入材に比べて搬入経路も短く、使用するエネルギーは小さくてすみ、地球にも優しいです。私たちは環境の中で住んでいます。もう少し山と住まう環境に目を向けて木造を考えてみませんか。
横浜や東京など都市部で山の木の活用を考える
住宅版エコポイント制度
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本日、住宅版エコポイント制度の講習に行って参りました。
昨年の12月に発表されたばかりなので、制度としてはまだ細かい部分の詰めを行っているところのようなのですが、新築及びリフォームに関してこの制度が適用されます。
国土交通省の説明としては、現在ストックされている住宅の省エネ性能を上げることに重点を置かれているため、リフォームに関してはかなり対応しやすくなっています。
リフォームに関しては
平成22年1月1日~12月31日に工事着手したもの
工事内容
次の①または②の改修工事
①窓の断熱改修
②外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
※これらに併せて、バリアフリーリフォーム(手摺の設置、屋内の段差解消、通路又は出入り口の幅の拡張を行う場合は、その分のポイントが加算されます。
新築に関しては
平成21年12月8日~平成22年12月31日に建築着工したもの
工事内容
次の①または②の改修工事
①省エネ法のトップランナー基準(住宅事業建築主の判断の基準)相当の住宅
②省エネ基準(平成11年度基準)を満たす木造住宅
※ポイントの申請には、基準を満たすことを証明するための登録住宅性能評価機関等の第三者評価が必要です。
今後、詳しい制度内容が決まってくるところらしいのですが、新築、リフォームを検討中の方は、是非制度を利用してみてください。
日吉の銀杏の黄金色
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美しい木造(別所温泉にて)
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横浜で解体現場にて思う
只今、新築に向けて一棟の建物を解体しています。
築年数は40年弱。解体してみると、内部には新建材が多く、柱も梁も細いので、使える材なんてほとんど無くて、全てが産業廃棄物でした。唯一屋根の瓦だけは外構に再利用するために少量ストックしておきましたが。。。。。
解体するたびにいつも思います。築50年から30年で今建っている建物で再利用が可能な材が取れる建物なんて本当に少ないのです。
「ゴミの問題」・・・・出来ればやりたくないけど、スクラップアンドビルドの現場に自分が立ってみて、初めてこの問題の大きさが分かる気がします。
最近の統計を見ると、現在、日本では年間1億トンもの建設系の産業廃棄物が排出されています。膨大な量ですね。
このゴミが減らせなければ、いずれ僕らはゴミに囲まれて生活しなくてはなりません。
最近は「エコ」という名の下に、様々な商品が販売されていますが、使う上では「エコ」ですが捨てる時にはただのゴミです。リサイクルに廻せると言う意見もあると思いますが、リサイクルするにもエネルギーが必要ですよね。経済的な理由でリサイクルが進まず、リサイクルできる素材なのにゴミになってしまうということもあるそうだし・・・
もう少し踏み込んで、ゴミを減らした循環型の生活にもっと目を向けなくてはならない気がします。皆さんはどう考えますか?
横浜の黒壁の家が完成しました
かえる君
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週末に子連れで軽井沢に出かけ、川沿いの散策路を歩いて、咲き始めた花や川を泳ぐカルガモの親子を眺めていたときのこと。
「葉っぱの上に何かいる!!」
かえるだ・・・しかも多分モリアオガエル。
生き物好きなうちの家族は大はしゃぎ!!
小さいですが、写真のどこにいるか分かりますか?
5月の連休に新潟の南魚沼に出かけた時、松之山のキョロロの森のフィールドツアーに参加して、動植物の観察を行った時に学芸員さんに教えていただいたのですが、目の後ろにベージュがかった模様があるのが普通のアマガエル、モリアオガエルにはそれが無いらしいです。
こいつはその模様が無いので多分モリアオガエルかと。。。。
ちなみに松之山ではシュレーゲルアオガエルとかいろんな種類のカエルがいて、いまだにうちの子供はアオガエルを見るとシュレーゲルガエルじゃない?と聞いてきます。
カエル等の生き物が多くいるのは豊かな土地の証拠と思いますが、市街地ど真ん中の私の住まいの近辺では子供の頃よく遊んでもらったヒキガエルさえ最近はあまり見かけないです。ちょっと寂しいですね。
梅雨も明けて・・・
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いらない統計
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「新設住宅着工戸数」の統計って本当に必要なんですか?というのが最近の私のちょっとした疑問。
そもそも、家がいっぱい建ったから景気が良く、少ないと景気が悪い、景況感や経済の動向の判断材料に使われているのですが、この統計の数値が良くなっていくということは、どんどん家が建たなければならないわけで・・・・・はっきり言って、少子高齢化が進み、またこれだけストックのある中で、スクラップアンドビルドが繰り返されない限りこの統計って良くはならない値ですよね。
それとも私の勘違いでしょうか。
木の家の今の現状を考えていくつかの団体が声を上げて伝統構法や木組みの家の取り組みを叫んでいる中で、色々と感じることも多いですが、この統計のお陰で家というものが、経済の指標になり、商品化されてしまっているところにも日本の家の問題があると思います。
直せる家をきちんと建てて、未来につなげなくてはならないのに。
なんだか、この統計を出しながら、その隣で少子化問題や200年住宅を話し合っているのはちょっと滑稽な気がしてしまいます。
着工数の数値を上げられる経済性のある200年住宅って何よ?
って思ってしまいます。
特に日本はそろそろ経済と住宅は切り離さねばならない時期にあるのではないかと思います。少々無理が生じていますよね。
いったい何時まで自転車操業とスクラップアンドビルドで未来につけを廻して行くつもりなんでしょうか?
外壁の板張り。
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現在建築中と以前書いた家の外壁の板を只今張っております。
よく質問を受けるのが、準防火地域の規制のかかった市街地の住宅の外壁に木は使えるか?ということです。
準防火地域内なので、外壁に木材は使用できないと考えられがちですが、今は国土交通省の告示にも外壁や軒裏に木部を現しで使うための仕様が明記されています。そして、告示にもあるとおり、壁から出ている(いわゆる真壁部分)と見られる柱、梁については、表しで外壁を作ることができます。
勿論、いわゆる延焼線の規制に引っかかっていない箇所はこの限りではないですが。。。。。。
輸入材では防火性能の認可の取れた木製外壁板も今はあります。
認可の取れていない木製の板でも、工法上は、張る木材の下に防火層になるものがあれば防火上はOKなのですが、通常と同じ壁の納め方で張る板の性能のみで準防火地域の防火性能を満たせる壁となると、国産の材料ではあまり無いようです。どこかでいい材料が出てこないでしょうか・・・・。
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