平屋の貸家プロジェクト、仕上げ工事に向けて内部のも木工事も終わりに近づいてきました。ドア枠や天井の木部が優しい感じの内装です。
筋かいが危ない?
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木造の建物で耐震要素といえば筋かいは一般的ですが、
最近プレカットの現場などを見ていると筋かいの材に比較的大きな抜け節があっても
また、材に割れが生じていたり、腐れやめの悪いものでも平気で使用されているものを時々見かけます。
この写真は以前実際に見せていただいた事例を許可を得て掲載いたしますが、
とある現場にプレカット工場から納入された筋かい材です。
厳しいと思われる方もいるかもしれませんがこの時は交換した方が良いと判断し、材の変更を致しました。
筋かいは、建築基準法施工令第1章第1条の三にも書かれているように構造上主要な部分に相当します。同じ施工令の第3節に木造の記載があるのですが、第41条(木材)の箇所に「構造耐力上主要な部分に使用する木材の品質は、節、腐れ、繊維の傾斜、丸身等による耐力上の欠点がないものでなければならない」とあります。筋交いに関しては、節のあるものがどれだけ弱いかを実験した結果などもあるので、折をみて紹介できればと思いますが、材の強度に影響のある抜け節などがあった場合には規定された性能を満たすことなく破断してしまうものが多いようです。
材を出す川上から、使用する川下までこうした部分も気を使って見ていけると良いのですが、実際にこういうした材が流通してしまっている現場に立ち会うと、考えさせられることも多いです。
朝日新聞オススメのマイベストプロに掲載されました。
全国の新聞社やテレビ局等が運営し、専門家・プロを探せるWEBガイド、「マイベストプロ」の神奈川版【マイベストプロ神奈川】に弊社の代表取締役星野将史が紹介されました。仕事に対する想いや、地域密着の企業ならではの取り組み等、星野土建の魅力が伝わるインタビュー記事もご覧ください。
https://mbp-japan.com/kanagawa/hoshinodoken/interview/
夏期休業のお知らせ
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日頃より格別なご高配にあずかり厚く御礼申し上げます。
誠に勝手ながら、弊社では下記の期間夏期休業とさせていただきます。
2018年8月11日(土)〜16日(木)
なお、17日(金)より通常営業させていただきます。
休業期間中は皆様にご不便をおかけ致しますが、何卒ご寛容くださいます様お願い申し上げます。
なお、休業期間中に頂戴したメール問い合わせ等は営業日に順次対応させて頂きます。
あらかじめご了承のほどお願い申し上げます。
「ムクリ」のある瓦屋根
「ムクリ」と聞いてピンと来る方は屋根にお詳しい方!?でしょうか。
ただいま、ムクリのある屋根の瓦工事が終盤に差し掛かっています。
初夏の空にいぶし銀の瓦が良く合います。
通常の屋根の施工においては、下地は平らなため、見た目にも
直線状の屋根が多いのですが、意匠的に屋根に「ムクリ(起り)」
をつけて、屋根勾配のラインの上方に曲線を持たせて施工する
ことがあります。
「ムクリ」をつけると、屋根の見た目に優しさや少し控えめな美しさが
感じられるようになる気がいたします。
意匠的な効果を目的としているといわれることが多いのですが、
「ムクリ」をつけることで屋根の勾配に変化を持たせ、
瓦屋根の水の切れを良くする雨じまいの効果があるという意見もあります。
「ムクリ」の反対は「反り」ですが、こちらはきらびやかだったり、
荘厳なイメージの意匠を用いたい建築、
社寺・仏閣、城郭などの屋根によく用いられますね。
ただ、この「ムクリ」は、曲線のバランスが非常に微妙で、
あまり大きな曲線だとかえって屋根が重く見えたり
不格好な意匠につながります。意匠は奥が深いですね。
ヒノキ材の刻み
只今ヒノキ材の刻み、加工を行っています。
このところ暫く雨が多かったのですが、その間、雨にも負けず作業場では
地道に刻みの作業が続いておりました。
作業場にヒノキの良い香りが漂っております。木の香りにはいつも癒されますね。
川崎市木造住宅耐震改修工事
終わってから暫く経ってしまったのですが、
川崎市内で終了した耐震改修工事の外観写真。
古い木造住宅でしたが、特徴を残して上手くリフォームできたかな?
と思います。
食事会
昨年木造耐震改修+フルリノベーションを行った王禅寺のO様より
工事後のご自宅にお招きいただき、手料理をごちそうになりました。
工事から4ヶ月、快適に過ごしていますと嬉しいお言葉をいただきました。
先日、ご自宅で工事後初のライブも開催されたそうです。
ご主人お手製のメニュー表。
庭で見頃を迎えた桃の木とつぼみのチューリップのイラストを添えて。
奥様の手料理に舌鼓を打ち、歓談に花を咲かせ、素敵な時間を過ごしました。
O様、ありがとうございました。
墨付け始まりました
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ただ今作業場では墨付けを行っています。
墨付けとは材を加工する前にその材の癖を見た上で
加工に向けた印を付けること。よく見ると、文字の筆跡や
決まりがありながらも、その大工ごとに少し違う印の付け方もあり、
こんなところにも個性や工夫が出ていて面白いです。
もう少しすると、作業場も刻む音でにぎやかになります。
王禅寺の木耐震+フルリノベ竣工です。
川崎市の王禅寺の木造耐震改修+フルリノベーション
の現場が竣工致しました。
内部は木の素地のナチュラルな感じを活かした
上品な空間に生まれ変わっております。
今回の改修では、川崎市木造住宅耐震改修制度と
国土交通省の住宅ストック循環支援事業を利用し
工事金額の一部の補助を受けております。
既存住宅のリフォーム・リノベーションに関しては、
その工事内容や金額等不明点も多いと思います。
弊社は、横浜市、川崎市で木造住宅耐震改修施工者登録者
として多くの耐震改修工事に関わっております。
新築工事と改修工事で培った技術力や経験を生かした、
お住まいへのリフォーム・リノベーションの提案を通して、
皆様の楽しい暮らしへのお手伝いができるよう
日々努力を続けていければと思います。