その建具枠修理できますか?
写真は今リフォーム中の現場に使用するラワン材の枠です。
耐震改修やリフォームを行うと、枠材にラワンを使用した建物を多く見かけます。
築30~50年のお宅だと、枠がラワンでべニアのフラッシュ戸なんて
仕様のお宅も多いのではないでしょうか。
「うちもなんか今風にきれいにリフォームしたいわ~」なんて考えて、
戸を含めてリフォームを考える方も多いと思います。
そんな時に、ほとんどの業者は枠まではずして、造作部材として
売られている部材を利用して、開口部のリフォームを行うと思います。
コストも安いし今は主流になってきていますが、弊社では使いません。
見た目の安さは良いですが、金物や部品等、流通しているもので対応できない場合
が多く、その後の修理で、普通の金物であれば何千円かで済むと思うのですが、
造作部材の金物はその倍以上の金額がかかることは多く、また、その性質上、削ったり
埋め木したり、塗装したりはできませんので、修理は不可能で交換になると思います。
はじめ金額がかかるものでも先のことを考えると、安い場合は多くあります。
この辺が、新築やリフォームの時のキモですね。
考え方にもよるのかもしれませんが。
土地の情報あります。
地元の幼稚園のイベントに端材を提供しました。
お宅訪問
以前紹介しました、父と娘二人三脚で建てた家(ハ邸)にお邪魔してきました。
この家も、家具が入って、生活の場としていよいよ本領発揮ですね。
いつも思うのですが、引き渡した家にそこに住む家族の家具やいろいろな持ち物が入り、
生活が始まると、どんどん家がその家族に染まりなじんでいく気がいたします。
家も家族の一員になるのですね。
建築を設計し、建てる仕事を目指すと、ついデザインという言葉のもとに、
目先のきらびやかさや斬新さを求めてしまう風潮を多く感じるのですが、
35歳を過ぎて、自分も子供を育て、家族を養うようになったからでしょうか。
住まい手家族に染まっていける、また違ったカタチの住まいづくりを求めていきたいと
しみじみと思う今日この頃です。