作業場ではただいま大工さんが柱の材を刻み中です。
丸太と格闘中の大工さん、カッコいいですね!!
柱の加工も順調に
追掛大栓継ぎの調整中
追掛大栓継ぎってなに?っていうかたも多いと思いますが、
木造住宅で梁と梁を連結する部分に施す加工を継手と言います。
追掛大栓継ぎは、いくつかあるその継手のやり方の一つです。
少々乱暴かもしれませんが、簡単に言うと、電車の連結部分の
連結器のようなものだと想像してもらえれば良いかもしれませんね。
例えば、地震の時などには、建物の梁には材を引っ張る力が働きます。
特に建物の外周部はその力が大きく働きます。
なので、外周部等の主要な梁に関しては、最大引張耐力が3ton以上
期待できるこの追掛大栓継ぎや、金輪継ぎと言った継手を用いることが多いです。
その中でも、実験のデータからも追掛大栓継ぎは安定的に大きな耐力が
期待できるとされています。
弊社の場合には、建物の外周部だけでなく、梁のすべての継手は
基本この追掛大栓継ぎ、又は金輪継ぎで行っています。
これらの写真は、その追掛大栓継ぎの部分の材の狂いを調整して
ただいま最終段階の調整中のところ。
大工さんが一つ一つ丹誠込めて最終の調整を行っています。
ある日の作業場で
ある日作業場に出かけたらこんなモデルが・・・
大工の若林さんに「これはなんですか?」と訪ねると、
「いろんな形の重心を出すのにどう考えるかを、横山さんと二人であれこれ考えてみたんです。」
との答え。
材料を刻んでいるときに、こんな感じで材を揚程機で吊り上げるのですが
重心が分からないとね・・・という話から
いろんな形の重心て、どう出すんだろうね?という話になり、
あれこれ調べてモデルを作ったんだそう。
インテリでまじめな二人の大工さんが
刻んでいるこの家も、もう少しで刻みが終わります。
年末年始休業のお知らせ
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- 日記
誠に勝手ながら、弊社では下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。
平成28年12月30日(金)〜 平成29年1月9日(月・祝)
皆様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
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次への準備
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- 日記
作業場での作業が少なくなった時期を見計らって
次のために新たな準備です。最近長い材を使うことが多いので、
作業出来る場を少し広げて屋根をかけてみようかということになりました。
弊社に住まいづくりを依頼してくださるお施主様への
より良い仕事へ繋げる準備なのですが・・・・
この写真だけだとどんな準備か分からないですよね。
来月頭には、作業場には、また新たな材料が入ります。
そのときにまたご紹介できればと思います。
秋普請
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- 新築事例
この秋のスタートは、一気に2棟の建物を建てる現場から。
伝統的な架構の建物ではなく、在来軸組なのですが、
使用構造材は埼玉県産の国産材100%の住宅です。
何と、地元の日吉で戸建の貸家として計画している建物なのですが、
ご興味ある方は当社まで御連絡ください。
夏期休業のお知らせ
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- 日記
誠に勝手ながら、弊社では下記の期間を夏期休業とさせていただきます。
平成28年8月11日(木)〜8月17日(水)
皆様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
初夏の木の家
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- 土壁と木組みのシェアハウス「ヨツバロッヂ」
- 日記
徐々に強くなる初夏の日差しを感じつつ、
まだまだ吹く風が心地よい今日この頃。
弊社のシェアハウスも家の中を通る風が心地よいです。
何もしていなくても、何気なく季節が感じられるのは
なぜなんだろうといつも思うのですが、それが
この家の魅力の一つかもしれません。
(求人)図面作成を補助していただける方を募集中です。
この度、業務繁忙のため、設計図作成を補助していただける方を募集致します。
職種:設計図作成補助
雇用形態:パート労働者
雇用期間:4ヶ月
契約更新の可能性あり(条件あり)
就業時間:9:00〜17:00
時間外勤務なし
賃金:時給1000円〜(技能により変更あり)
必要な経験等:(CAD)ベクターワークス入力経験必須
不明な点は弊社までお問い合わせください。
考えるための時間
町田市内でリフォーム工事を行っているのですが
現場の仕上げ工事も佳境になって、
壁の漆喰塗りを左官屋さんが頑張っています。
この現場とは別なのですが、
先日キッチンのリフォームを完了した御施主様から
「考える時間を頂けたので、とても納得できるリフォームが出来た。」
と感謝の言葉をうちの監督が頂いたそうです。
「納得して考えられる時間を、御施主様と
一緒に持てる打ち合わせを行うこと。」
これはいつも心がけて打ち合わせに望むように
弊社では考えていることの一つです。
近年のリフォームや新築の現場の中で
「業者に希望を聞いてもらえなかった。」
という不満を声にする顧客の方が多くなっているようです。
その根本にあるのが、コストの問題からくると思うのですが、
業者の考えが主導にある,いわば業者の独りよがり
のような顧客への対応の仕方にあると思います。
まあ、これはその会社により仕事の仕方に差があるので
一概に当てはまるとは言えないのかもしれませんが・・・・。
この町田の現場では、従来の漆喰の壁がプレミックスのもので
塗られていたのですが、プレミックスでは味気ないため、
せっかくやるのであれば・・・ということで、
左官屋さんが昔ながらに調合して
塗ったものとの違いを説明出来るちょっとした
塗り見本を作って、現場で説明しました。
左官屋さんも、よく機転を利かせてくれたと思います。
細かなことかもしれませんが、どういったものをどのような考えで使ったのか。
これを理解してもらえることで、その仕事は
ぐっと違うものになるのではないでしょうか。
この見本、急いで用意したものなのでキレイなものではない
かもしれませんが、時に言葉で、
時にこうした見本を作ったり絵を書いて
現場での打ち合わせを行います。
今回の打ち合わせは本物志向のお客さんに届いたようで、
やはり昔ながらの調合のもので行くことになりました。
当たり前のような打ち合わせの風景なのですが、
前述の業者の独りよがりのような仕事であったなら、どうでしょうか?
こんな説明も、考えのやりとりも行われないままに、
ただ時間が早いとか、コストが安いとか、こだわりとか
そんなことで押し切られてしまうんじゃないでしょうか。
もっとも、そこを重視している場合には別ですが。
よく、良い業者を見つけるにはどうしたら良いのか・・・
ということを聞かれることがありますが、
満足度を上げたいのであれば、
自分たちのためにどれだけ考える時間を費やしてくれるのかも
その一つの目安になるのかもしれません。