師走に入り、あっという間にもう暮れも押し迫ってまいりました。クリスマスも過ぎて、街もいよいよ年越しモード一色ですね。今年一年振り返ると、良いこと嫌なこと色々とありましたが、新しい年が明るい良い年であるよう祈るばかりです。
弊社では2014年12月30日より、2015年1月7日まで年末年始休業とさせていただきます。1月8日より平常営業致します。
本年も御愛顧ありがとうございました。2015年もよろしくお願いいたします。
年末年始のお知らせ
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工務店の仕事〜手刻みについて考える〜
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年明けから改修工事を行うため、大正末期から昭和初期に建てられた
地元の建物の調査を行いました。
何度か改築が繰り返されていて、変更されている箇所も多いのですが、
梁組みは今の建物と違って、独特の雰囲気があります。
残っている土壁も、よくある戦後の簡略化された土壁と違い
丁寧に施工されています。
工事は大々的なものではないですが、この家をお子さんやお孫さんが
住み繋ぐ良きお手伝いが出来ればと思っております。
工務店としての星野土建の仕事は何かといえば、
建てることも大事ですが、建てた家を直す技術を持っておくことが大事なのも事実。
今の世の中、ほとんどの新築住宅がプレカットや省力化された構法の中で家が建っていますが、
同時にその省力化の元で建てる技術はおろか、直す技術も捨てられようとしています。
手刻みの技術とか、伝統的なものというと、何か特別なものの雰囲気も漂いますが、
今、街中に普通に建っている木造の軸組の住宅を直し維持していくにも
そうした技術は不可欠です。特に無垢の木を多用した家を作る場合には
これは避けては通れません。最近流行に乗っているのか、無垢の木や
天然素材を扱っていると謳う会社が増えましたが、
その反面、そうした作る技術的なことは、おざなりにされてるものも見られます。
私たちが手刻みの仕事にこだわり、刻み場を維持し、手刻みを活かせる伝統的な架構
を用いた建物を建てていたりするのは、そうした技術を次の代に繫げていくのも理由の一つ。
せっかく建てた大好きな木の家を、永く住み繋いでいただける
環境を持って仕事していくことが、私たちのやっていくべきことの一つでもあります。
伝統的な日本の住宅や、軸組構法の住宅は、直せる技術が残っていれば、
例え建てた人間が亡くなり代が変わった50年後でも直すことができます。
ただ、最近良くある、〇〇メーカー独自の技術で・・・とか
パネルの特殊なものを使用した住宅などはそれが難しいかもしれませんね。
近年、天然指向のブームもあってか、木の建物に憧れる方も増えてきました。
ただ、木の家は必ずメンテナンスが必要になります。
木の家を建て、直し、維持していく技術を持ち、その環境を維持していくこと。
当たり前のことなのかもしれませんが、それを地道に行っていくのが、
当社星野土建のような、工務店の仕事と思っております。
庭充実です。
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柿と柚子
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収穫の秋、実りの秋と言いますが、そんな言葉が
ふさわしい季節になってきました。
この時期になると、頂いたり、お裾分けしたり
ご近所の輪の中で物が行き交う楽しい時期になります。
週末にお施主様から柿を頂戴致しましたが、
良い形のこの柿たちはお施主様の庭の木で育ったもの。
早速頂きましたが、その甘くてとても美味しいことに
ビックリ!!しばし秋を堪能させていただきました。
一寸早いけど、庭の手入れのために実をとらなくてはならずに収穫した、
うちのシェアハウスの庭の柚子は、早速ご近所の方の柚子好きな
方にお裾分け。未だ少し早いので香りは少ないけど、
これはこれで使い道があるのだそう。
たいしたことではないことなのかもしれませんが、都市部に住んでいると、
こうした近所のやり取りも少なくなってきてしまった気も致します。
物のやり取りだけでなく、支え合うこと、繋がること等々、
別に田舎や里山でなくても、畑がなくても、
都市部でも、こうした持ちつ持たれつの繋がる暮らしは出来るものだと思います。
建物や整った環境に頼る前に、自らそうした回りの環境に
目を向けてみるのも、豊かな生活への第一歩なのかもしれませんね。
掘りごたつ
カマキリ
持ちつ持たれつ
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ハロウィン
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さてと、もう少しがんばるかな。
ペンキ塗りDIY
リフォーム改修をしている現場で
お施主さんのお嬢さんが自分の部屋
の壁のペイントに挑戦されました。
今回塗ったのは、オシャレな缶の
この塗料。カラーワークスさんで
取り扱っているHIPという塗料です。
通常のボードの上のペイントなので、
天然系でという訳にはなかなか行きませんが、
色の展開がとても多く、しかもステキ
な色が多いのがこの製品の魅力。
しかも低VOCの無鉛塗料です。
ローラーと刷毛で施工しましたが、
以外とこれは重労働なんです。
でも、大変でしたが、楽しみつつ
時折真剣に、塗っておられました。
自分で選んだ色で、自分の部屋の
壁を塗る。きっと愛着が湧くと思います。
今の家造り・物造りには
その愛着が無いことが多いんですよね。
愛着を持って住まえる我が家を作ること
のお手伝いも弊社の仕事の一つです。